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第8話 説明書 vol.12.0

乙事主(おっことぬし)

 国民的アニメ映画に登場する猪(?)の神様。



☆《踏み潰す猪(スタンプボア)》☆

 山田曰く、乙事主様。

 隠れ山八合目付近に現れる。巨大な猪型モンスター。

 めちゃ強であるが、八合目ではスタンダードな強さらしい。

 セナによって、山田の訓練の実験台としてハチャメチャにされた。

 


☆《黒曜蛇(ヘビィサーペント)》☆

 エリスとオルフェリアが手こずったモンスター。

 全長が長くものごっつ巨体。そのくせものすごいスピードで暴れ回る暴力の化身。また外皮が準神石レベルの硬度を誇ることと、常に高速で動くため的を絞らせず、物理的な攻撃を弾く特性を持つ。

 最後まで執念を見せるが激闘の果てに、オルフェリアの大技《(ダイヤスラスト)》で頭部をくり抜かれて完全に死亡する。



☆ニットの編み物☆

 エリスの新しい試み。生まれてこの方、剣のことばかり考えて生きていたエリスであったが、ボルダフに住まいを移したことを切っ掛けに始めた趣味である。誰かのことを思いながら編んでいる。



☆コロンビア☆

 ガッツポ!

 ネットミームの一つ。

 イチローがセナに教えた。セナは由来をわからずに『やったぜ』という場面で用いた。やっぱりセナはかわいかった。



☆セナが急に四人に増えて☆

 戦闘訓練中の出来事。文字通りセナが四人に増えてイチローはフルボッコにされた。

 イチローにも原理がまったくわからない。



☆二度寝☆

 最高で贅沢な時間の使い方。気持ちいい。



☆《┃┃(ツインピークス)》☆

 オルフェリアの技の一つ。

 山の頂を模した二刀を最上段から垂直に振り下ろす技。



☆《二重爪(デュオ)》☆

 オルフェリアの技の一つ。

 爪を模した二刀で水平に薙ぐ技。



☆《偽十字剣(クロストゥピアース)》☆

 オルフェリアの技の一つ。

 クロスした双剣で敵の攻撃を受け、一瞬の拮抗時に、一刀を抜き至近距離から強烈な突きで相手を穿つ技。


☆《(アギト)》☆

 オルフェリアの技の一つ。

 双刀を竜の(アギト)を模し、漲らせた剣気を以て相手を喰い破る技。

 


☆《(ダイヤスラスト)》☆

 オルフェリアの持つ技の中で《致命の六十四連撃(モータルフェイト)》や《絶死の百二十八連撃(フェイタルフェイト)》に比肩する一撃必殺の一つである。

 大型モンスター特攻有りで、その巨体の身体の一部を、一瞬の内に◇型にくり抜き、屠し去る技。



拳大(こぶしだい)の泥団子☆

 セナ謹製のめちゃ硬な泥団子。

 一つでも断ち切ることが難しいのに、オルフェリアは延々と切断することを余儀なくされた。地獄の訓練であった。



☆《闘気》☆

 体内の魔力やそれに類似するものによって身体を強化する技法がある。この技法を使う際の体内に巡らせる力のことを《闘気》という。

 マスタークラスであればこれを無意識に使いこなしている者もいるが、実際にそれを理解、応用し用いている者はほとんどいない。

 例えば、筋肉ダルマであるサガなどはバリバリに用いているが、無意識に使っていたりする。

 魔法による身体強化とは異なり、部分的な強化も可能であり、強化効率も比べ物にならないほど良いとされる。



☆《魔力流》☆

 上記の《闘気》の別の言い方。適当。センセイが暫定的に名付けたもの。どちらで言っても構わない。

 

 

☆《(けん)》☆

 見る力。戦況を見抜く能力であり、弱点を見抜く能力であり、高速移動物体を見る能力のことである。

 戦闘関連およそ全てに秀でたオルフェリアであるが、この見の能力は他の追随を許さないほどに優れている。





☆セナ☆

 この世界の人間が嫌い。全員死ねばいいと思っている。

 強烈な忌避感や殺意を内に秘めたまま、全ての感情に蓋をして長らく植物のように生きてきた。

 しかし、イチローとの出会いを切っ掛けに彼女にも変化が……。


 何度叩きのめしても離れることなく、セナを『セナ姉様』や『姉様』と呼ぶエリスと、『姉御』と呼ぶオルフェリアのことを、元来の面倒見の良さもあり、可愛く思っている。もちろん彼女達には直接言いはしないけれど。


 今回の章にてセナが二人へと、《黒曜蛇(ヘビィサーペント)》を倒さずとも一緒に暮らすことを許す、とお触れを出したのは、彼女達二人の頑張りを知っていたからであり、彼女達を慮った気持ちに一つたりとも他意はなかった。


 しかし二人が安易な道を求めずに、セナの許可を断り、隠れ山の小屋にて一緒に住むために、当初の条件をこなしてみせると言い切ったことに、彼女達をより一層認めたことは事実である。



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