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この世界がいずれ滅ぶことを、俺だけが知っている  作者: 灰島シゲル
第一章 すべてのはじまり

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33/351

スキルの数々

 


 ――――――――――――――――――

 一条 明 25歳 男 Lv6(8)

 体力:10(+1Up) 

 筋力:25(+1Up)

 耐久:24(+1Up)

 速度:19(+1Up)

 幸運:9(+1Up)


 獲得ポイント:13

 ――――――――――――――――――

 固有スキル

 ・黄泉帰り

 ――――――――――――――――――

 スキル

 ・身体強化Lv1

 ・解析Lv1

 ――――――――――――――――――

 ダメージボーナス

 ・ゴブリン種族 +3%

 ――――――――――――――――――




 改めて目にする、獲得した大量のポイントに明の口から笑みがこぼれる。


(クエストを終わらせるのは結構しんどかったけど……。でも、これなら積極的にクエストをこなしていった方がいいな)


 何せ、E級のクエストを終わらせただけでポイントが10も手に入るのだ。

 クエスト中は効率的なレベリングが出来なくなるが、それでも補って余りある結果だと言えるだろう。


(E級でこのポイントなら、前に見たC級のクエストを終わらせたらどのくらいポイントが入るんだろう)


 思わず、明はそんなことを考えた。

 しかし、明が以前確認したC級クエストの内容は、怪物ミノタウロスの討伐だ。あの時に比べてステータスも上昇しているが、それでもなお、ミノタウロスには敵わないだろうと明は直感していた。


(いつC級クエストが来てもいいように、今の内からしっかりとレベリングしておかないとな)


 明は心の内で呟きながらも再び画面へと目を向けて、ふとしたことを思いつく。



「……これだけのポイントがあれば、何のスキルが取得できるんだろう」



 それは、純粋な興味からくる言葉だった。

 明がこれまで確認していたスキル取得は、ポイントを3つ消費して取得できるスキルのみだ。

 現在、明が持つポイントは13。

 ポイント3つ消費して手に入れた身体強化のスキルがあれだけ優秀だったのだ。これだけのポイントを消費するスキルは、いったいどんな効果があるのだろうか。

 そう考えて、明は試しにとポイント消費の画面からスキル取得を選択した。




 ――――――――――――――――――

 取得するスキルを選んでください。


 ・鑑定Lv1 ―― 取得にはポイントを3つ消費します。


 ・解体Lv1 ―― 取得にはポイントを5つ消費します。

 ・武器制作Lv1 ―― 取得にはポイントを5つ消費します。

 ・防具制作Lv1 ―― 取得にはポイントを5つ消費します。

 ・調合Lv1 ―― 取得にはポイントを5つ消費します。

 ・危機察知Lv1 ―― 取得にはポイントを5つ消費します。

 ・索敵Lv1 ―― 取得にはポイントを5つ消費します。

 ・忍び足Lv1 ―― 取得にはポイントを5つ消費します。

 ・魔力回路Lv1 ―― 取得にはポイントを5つ消費します。


 ……………………

 …………

 ……


 ・初級魔法Lv1 ―― 取得にはポイントを7つ消費します。

 ・自動再生Lv1 ―― 取得にはポイントを7つ消費します。

 ・魔力回復Lv1 ―― 取得にはポイントを7つ消費します。

 ・精神強化Lv1 ―― 取得にはポイントを7つ消費します。

 ・魔力感知Lv1 ―― 取得にはポイントを7つ消費します。

 ・魔力操作Lv1 ―― 取得にはポイントを7つ消費します。


 ……………………

 …………

 ……


 ・隠密Lv1 ―― 取得にはポイントを10消費します。

 ・集中Lv1 ―― 取得にはポイントを10消費します。

 ・剛力Lv1 ―― 取得にはポイントを10消費します。

 ・鉄壁Lv1 ―― 取得にはポイントを10消費します。

 ・疾走Lv1 ―― 取得にはポイントを10消費します。

 ・軽業Lv1 ―― 取得にはポイントを10消費します。


 ……………………

 …………

 ……

 ――――――――――――――――――




「かなり、出たな…………」


 表示されるスキルの数々を見て、明は言葉を失いながらもゆっくりと口を開いた。

 どうやら、ポイント3つの消費で獲得出来るスキルの数が少なかっただけであって、ポイント5つの消費以降は多くのスキル選択が可能になっていたようだ。


「これを最初から知っていれば、スキルの選択ももう少し考えたのに」


 思わず、明の口からぼやきが漏れる。

 しかし、そう口にしたところで失ったポイントは戻らない。



 明は一度だけ深いため息を吐き出すと、


(まあ、身体強化とか解析はいずれ取ることになっただろうし)


 と、そう思い直して、気持ちを改めると表示されるスキルの数々へと目を向けた。



(えーっと、鑑定はもういいとして……。解体? なんだこれ。武器制作、防具制作、調合――ってことは、まさかスキルさえあれば武器とかも作れるようになるのか? あとは、危機察知、索敵、忍び足……話術に共感? こんなものまであるのか。それに、魔力回路や初級魔法……って、もしかしたらと思ってたけど、魔法も存在するんだな)



 ずらりと並んだスキルを見ながら、明は心の内で言葉を漏らす。

 そうしながらも、明は気になったスキル一つ一つに触れて、その詳細を確認した。




 ――――――――――――――――――

 解体Lv1

 ・パッシブスキル

 ・モンスターを手際よく解体する技術が上がる。解体の技術はスキルレベルに依存する。

 ――――――――――――――――――




 ――――――――――――――――――

 武器制作Lv1

 ・パッシブスキル

 ・モンスターの素材を使用した武器を制作する技術を習得する。習得する技術はスキルレベルに依存する。

 ――――――――――――――――――




 ――――――――――――――――――

 調合Lv1

 ・パッシブスキル

 ・モンスターの素材を使用した薬を調合する技術を習得する。調合する技術はスキルレベルに依存する。

 ――――――――――――――――――




 ――――――――――――――――――

 危機察知Lv1

 ・パッシブスキル

 ・スキル所持者の身に迫る危機を事前に察知することが出来るようになる。事前に察知する危機の大きさはスキルレベルに依存する。

 ――――――――――――――――――




 ――――――――――――――――――

 索敵Lv1

 ・アクティブスキル

 ・スキル所持者の周囲に存在する人、魔物を把握することが出来るようになる。索敵範囲の大きさはスキルレベルに依存する。

 ――――――――――――――――――


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― 新着の感想 ―
[一言] 魔法にアイテムボックスがないから魔物素材をどうこうするのは茨の道ですね。 少なくとも解体と剛腕が無いと話にならない。
[気になる点] ステータス表記を終わりに出したなら始まる時にわざわざ出さなくていい 文字数稼ぎかな?と邪推してしまう
[気になる点] これ、主人公が殺されたモンスターに対して討伐クエストが発生するなら、狼とか猪とか蜂とか比較的雑魚っぽいやつにわざと一回殺されてクエスト解放する方が効率的やな()
感想一覧
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