不老不死の妙薬
わたしは魔女。
そして女性なら誰でも、悩まされる問題にわたしも悩む年頃になった。18歳。このまま老いていきたくはない。若さを保ちたい。そう思い、不老不死の妙薬を作ることにした。
従者を一人雇い、素材探しの旅に出る。
一年が経ち、
「ついにやったわ。薬の完成よ!」
薬を飲む。今は変化は感じないが、わたしの作った薬に間違いはないだろう。これで、永遠の若さを手に入れる事ができたのだ。
「あなたもご苦労だったわね。文句も言わずよくこの厳しい旅についてきてくれたわ」
そう言うと、従者はおずおずと、
「あのぉ〜。ずっと言うまいか迷っておったのですが、この際ですから言わしていただくとですねぇ〜。魔女さまブスだべ。永遠の若さ手に入れてもその顔では・・・」