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第69話 ドラゴンvsヒト



ではでは、どぞ。



「なっ、まだ生きていたのか!」


最初に気が付いたのはジャックだった。


振り返って魔法陣の中心を見ると、先ほどまで死んだとばかり思っていたヴィゴラスがフラフラとしながらも立っていた。


そしてその手にはエリカの血液が入った試験管。そして何かを呟いているのが遠目にも分かる。


「っ!! ドラゴンになろうとしてるの!?」


「く、くくく、こんなボロボロの人間の身体のこちらから捨ててやる。そしてより強靭な身体を手にしてやる!」


ヴィゴラスの目はもはや狂気以外の何も映してはいなかった。自らの野望をいとも簡単に打ち砕かれ、仲間を失い、もはや正常な思考を彼に臨むことは出来ないだろう。


「ちいっ、こっちは4人手負いがいるのに!」


ジーンが舌打ちする。


手負いとはもちろん、エリカ、ジャック、クライム、ユーリの事を指している。ジャックとユーリは意識を失っており、エリカとクライムにしても1人で動けるほど軽い怪我の度合いではない。


「そこでゆっくり世界の支配者が変わるところを見ているがいい。もちろん、いの一番で殺してやるがな!」


ヴィゴラスが狂気に支配された高笑いをしながら試験管の栓を抜き、中身を一気に口の中へと流し込んでいく。


その瞬間、魔法陣がエリカの時同様眩く光り出す。


「くっ、シルヴィア!」


「ええ!」


遠距離からヴィゴラスを攻撃できるフィアとシルヴィアがそれぞれ火球と氷の槍を作り出すと魔法陣の真ん中で無防備に立っているヴィゴラス目掛けて投げつける。


だが、魔法陣を形成する魔力があまりにも大きかったために魔法陣に突入すると魔力と共に魔法陣に九州されてしまう。魔力で作り出された魔法を魔力に還元するほどの濃密な魔力が魔法陣を覆い尽くしているため、もはやヒトが立ち入れるレベルではない。


「あそこに入ったら、普通の人間でも過剰放出を誘発させられてしまうわ!」


バーバラが叫ぶと全員が過去の出来事に意識を向ける。


あの場に立ち会っていないのはクライムとヒナ、セラだが、クライムの事だ、おそらくどこかから観測していただろう。


「…………妨害するのは、無理です。ですから、あの人がドラゴンになった後こそ、ドラゴンスレイヤーの出番です」


エリカが静かにそう呟く。


自分も一度はあの魔法陣の中心に据えられていたのだ。あの魔法陣がどのような性質を持っているのかは概要ではあるが把握している。非常に濃密な魔力のために遠距離からの魔法攻撃は不能、近接戦に持ちこもうと魔法陣に入れば過剰放出を起こして確実に死亡。


過剰放出への唯一の対抗策であろうエリカは重症とあって、今現在エリカたちに出来る事は一切ない。


ヒナが斬撃ならば届くかと思い、屠龍を放つが霧散こそされなかったがヴィゴラスの直前で方向を強引に捻じ曲げられて直撃させることが出来ない。


「カカカ、分かる、分かるぞ。身体から力が溢れ出しているのが!!」


ヴィゴラスの腕が、足が、顔が、胴体が、徐々に黒ずんでいく。そして不意に腕がボロリと肘の関節辺りから零れ落ち、魔法陣に飲みこまれる。だが、ヴィゴラスには既に痛覚すらないのか、それを見てもむしろ歓喜の笑い声をあげている。千切れて骨が露出した肘から黒々とした腕が伸び、ヒトのそれではない形に固まっていく。


服が破れてヴィゴラスの身体が露わになる。皮膚の下を骨が変形して蠢いているのが分かるほどだ。背中の皮膚を突き破って一対の翼が姿を現す。顔が徐々にヒトならぬ者へと変形していき、皮膚が徐々に鱗に変わり始める。


「カカカ、……っ!?」


楽しそうに笑っていたヴィゴラスの半ば龍と化した顔が不意に凍りつく。


その間にも身体の変形は進み、徐々に身体が巨大化していく。もはや足、いや後ろ足・・・だけでは立っていられなくなり、前足・・をついて自分の身体を支える。


「なんだ、これは。俺の意識が、俺が……っ!?」


「何が起こって……」


明らかに先ほどとは打って変わってヴィゴラスが焦っている。


それを見てエリカはしてやったりという表情をする。


「何が起こっているのか分かるのか、エリカ」


ヴァルトの問いにエリカは小さく頷く。


「ゲホッ、そもそも、ドラゴンとヒトは頭の造りが違うんです。急激な肉体の変化は当然脳にも影響を与えます。あたしの時も、随分とたくさん忘れました」


もしかしたら、それには「彼女たち」も入っていたのかもしれない。


エリカは苦痛に歪む表情で何とか笑みを浮かべてみせる。


「より強大な力を制御するにはより優秀な精神が必要です。……ヒトの精神がそれに耐えられるとは、思ってません」


「つまり、あいつは自我を失おうとしているのか?」


「そういう、事ですね。考えて行動されるより、よっぽど御しやすいです。……よっと」


エリカはそこまで言うと貸してもらっていた肩から身体を放し、よろけながらも1人で立つ。踏ん張った瞬間に血が噴き出るが、黒鱗を皮膚に突き刺し内部で強引に止血してしまう。今さらこのボロボロの身体に未練を残している場合ではない。


「あたしも戦います。あと1回くらい、戦えます」


「無茶よ。私たちに任せなさい」


「そうですよ、エリカ殿」


後ろからセラに肩を掴まれるが、振りほどいてジーンとバーバラの間に入る。


「皆さんが戦っているのを見ていろ、と言う方がイヤです。接近戦は出来ませんが、この中途半端な身体のおかげで遠距離からも戦えますから、掩護します」


ドチャッという何かが床に落ちた音がして、そちらに目をやると血だまりの中に1頭の巨大な龍が佇んでいた。長大な尾で所構わず地面を叩き砕き、ボタボタと液体を口から垂れ流しながらエリカたちを睨み付けている。


「……意識はあります?」


無駄とは思いつつも、エリカは聞いてみた。


「グ、グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」


返ってきたのは咆哮。


「ない、みたいですね」


「私も戦おう、フィア、ジャックたちを頼む」


「私も助太刀いたします」


ヴァルトとセラが剣を抜く。


入れ替わりにフィアがジャックたちの周りに結界を張ると攻撃からジャックたちを守るために何重にも結界を重ねていく。


「持ちそうになかったら、殴ってでも結界の中に放り込みますよ?」


ヒナが少しいじわるそうにエリカに顔を向けると、二振りの刀を投げ渡してくる。


エリカは鞘から抜けた状態の姫黒と黒羽を龍の腕のようになった左手に黒羽、ヒトの手に姫黒を握りしめる。


「持たせます。あたしの名誉にかけて」


「……出し惜しみしてる場合じゃないわよね、少し寒くなるけど我慢して」


エリカの言葉に何か感じ取ったのか黙り込んでいたシルヴィアはそう言うと自らの氷の剣を変形させる。剣の刃が徐々に変形していき、いつぞやの試合で見せつけられた巨大な破城槌へと変形させる。氷で出来ているために強烈な冷気を周囲にまき散らしている。


「あたしに当てないでくださいよ?」


半ば冗談交じりにエリカはシルヴィアの巨大な氷の槌を見つめる。


「大丈夫、外そうにも外せないほどの大物が目の前にいるから」


「あいつもエリカみたいに硬い鱗を持っているのか?」


ジーンの言葉に全員が「あっ」という表情をする。


確かに、もしヴィゴラスだった・・・あの龍が黒鱗のような鱗を持っていたら、対抗できる武器はジーンの大剣しかない。先ほどはエリカの精神状態もあってジャックの大剣やヒナの刀でも貫通したが、今度もそうとは限らない。


だが、その不安はエリカが解消する。


「あたしの血を飲んだからといって、あたしの力が手に入るわけではありません。ドラゴンですから鱗は固いでしょうが、十分撃破可能なはずです」


「なるほど、やはり個々のドラゴンで性質は違うのか。剣が通用するなら私も足手まといにはならずに済みそうだな」


「同感です。シータス騎士団の名にかけて、無様な戦いは出来ません」


そう言うヴァルトとセラは目の前の巨大な龍を見上げる。外へと通じる通路は当然ながらこの巨体では通れない以上、ヴィゴラスが外へ出るためには天井に開いた穴から出るしかない。穴はその巨体をくぐらせるには若干小さいようだが、勢いをつけて突っ込めば強引に外へ出る事も可能だろう。


「ドラゴンとは皆初陣だ。訓練を思い出せ」


「ヴァルトこそ、ブランクが長かったんじゃない?」


バーバラがヴァルトにそんな事を言うが、その表情はヴァルトの参戦を喜んでいるようにしか見えない。


「お前に比べたら私はおじいちゃんかもしれんが、まだまだ若い者に負ける気はないから安心しろ」


ヴァルトもニヤリと笑みをバーバラに返す。


「それじゃ、行きましょうか」


バーバラの言葉に全員が頷き、次の瞬間にはバーバラ、ジーン、ヴァルト、シルヴィア、ヒナ、セラが目の前の巨体目掛けて駆け出していた。















自我を失った龍と化したヴィゴラスには、もはや人間らしさの欠片も残っていないようだった。バーバラたちが自らに向かって剣を向け、走り出したのを見て一度大きく雄叫びを上げると、広いドームの中を動き始める。


動き自体はそれほど敏捷ではなく、簡単に背後に回り込む事も出来た。


だが、回り込んだ先にそれを待っていたかのように長大な尾が待ち構えていた。太く固い尾を鞭のようにしならせて回り込んできたバーバラを叩き潰そうとする。龍は背後を見ていないところを見ると、感覚だけでバーバラの位置を掴んでいるようだった。バーバラが飛び退いてその一撃を避けると、一瞬前までいた床に尾が叩き付けられて床が砕け散る。


「動きは鈍重だけれど、一発食らえばアウトね!」


苦笑いしながらバーバラは自らをつけ狙う尾の攻撃を避けつつ弱点になりそうな場所を探す。


何しろ身体が巨大なだけに弱点を探すのも一苦労だ。しかも相手は非常に高い位置から見下ろしているため、背後はともかくとして非常に広い視野を持っている。何かしようにもほぼ確実に龍の視界に入ってしまう。その背後にしても、今バーバラが陥っているように牽制されて近づけない状況だ。


(自我を失ったのなら冷静に攻撃しないで突っ込むものでしょうに!)


内心で龍の冷静な戦い方に舌打ちしながらもバーバラは走り続ける。


「的が大きいのは幸いだけれど!」


そう言ったのはシルヴィアだ。


巨大な氷槌を振りかぶる様に操ると真正面にある龍の顔面目掛けて振る。距離があろうとそんなものはシルヴィアには関係ない。足りないのなら氷を継ぎ足してしまえばいい、という考え方がシルヴィアには出来る。エリカにもダメージを与えるほどの一撃、だが、今回はその比ではない大きさだ。おそらくあの槌の攻撃で耐えられる建造物はないのではないか、と思わせるほどだ。


その一撃を顔面に避ける事もなく龍は受ける。長い首が衝撃を吸収するために大きくしなるが、シルヴィアの攻撃はそれだけでは終わらない。


「凍れ!」


氷槌の直撃を受けた部位から龍の表面が凍り始める。一瞬龍が怯むようなそぶりを見せるが、一度大きく首を振るといとも簡単に氷が砕ける。


「くっ、厚みのない氷の段階で暴れられた動きを止められない!」


「やり続けなさい、シルヴィア! エリカ、あなたたちに急所みたいなものはないの!?」


バーバラは龍を挟んで反対側にいるエリカにも聞こえるくらいの大声を上げる。


エリカは刀の1本を杖代わりに立っていたが、バーバラの言葉に龍のある一点を指差した。


「狙うなら、翼の付け根です! あそこは鱗がないですから長い得物なら内臓まで届きます!」


「よし、俺が行く!」


ジーンがそれを聞いて勢いよく龍の懐に飛び込む。龍はそれに気が付いて前足の鋭い爪でジーンを切り裂こうとするが、その直前に顔面に炎の垂れ幕のようなものがまとわりついて龍から視界を奪う。炎の垂れ幕はセラが作り出しており、氷と違って振り払う事が出来ずに龍が何とか振りほどこうと首を振り続けるが、その間にジーンは前足を器用に上って龍の背中に乗る。


暴れる龍の背中は安定せず、ちょっと油断すれば吹き飛ばされそうになるがジーンは必死にそれを堪えて翼の付け根へと進む。


それでも龍はジーンが自らの身体をよじ登った事に気が付いて身体を大きく震わせる。そして炎で視界を奪われながらも首を回すと背中を見せているジーンに向けて牙を剥く。


「させるか!」


「隙だらけよ!」


ヴァルトとバーバラがほぼ同時に叫び、ヴァルトはその巨大な前足の鱗の隙間に剣を突き刺し、バーバラは忌々しい尾をタイミングを合わせて受け流すと大きく振りかぶってその尾を斬る。


前足の鱗の隙間から血が吹き出し、尾も切断こそされなかったがそれは骨があったからと言った感じで、半ばまで切り裂かれて大量の血が流れ出す。


龍が大きく雄叫びを上げるが、それには耳も貸さずその間にジーンは翼の付け根の鱗が無い場所にたどり着く。


そして間髪入れずに大剣を逆手に持ちかえると龍に深々と突き刺す。その瞬間、前足や尾の比ではない量の血がさながら噴水のように吹き出す。


「よし……、うお!?」


龍にダメージを与える事が出来て一瞬気が抜けたのか、大暴れした龍に振り払われてジーンが床に落ちてくる。滞空時間が長く体勢を整えて着地すると、すぐ上に龍の巨大な足が迫っていることに気が付く。


「ぬおおおっ!!」


着地して止まっている暇もなく走り出しその振り下ろされた足を避けると一度距離を取って龍の状態を確認する。


「ダメージは入っているんだが、死ぬ気配が無いのはどうにかならないかしら……」


これだけ見ていると、龍は一方的に襲われているようにも見える。


だが、見た目的にはかなりの出血があり、それなりのダメージを受けている龍は「痛がって」はいるのだが「苦しんで」はいないように見える。


ようやく炎の幕を振りほどくとそこには怒りに満ちた一対の眼があった。


龍はそこで一度首をのけ反らせると口を開く。


「っ!! あたしはできない事をっ。火を吹く気です! シルヴィアさん、防御!!」


エリカはそれが何の前兆であるか手に取る様に分かり、舌打ちしながらも叫ぶ。


ほぼ密室に近いこのドーム内で炎を吹かれればドーム内は焼き尽くされる。そうなってはいかに頑強な人間でも肺を焼かれて死んでしまう。素早くシルヴィアに全員を守るよう伝え、シルヴィアも即応して床から氷を噴出させると全員を包み込んで自分も守る。シルヴィアの氷は透過性が非常に高いため氷越しでも外の様子は手に取る様に分かる。そのおかげで今まさに火を吹かんとする龍の姿も見える。


そして、龍は火を吹いた。


轟っという音が一番似合う炎の柱が口から床に向かって伸び、床にぶつかると同時に全範囲へと広がり氷に守られた全員を飲みこむ。瞬く間に氷が蒸発するためシルヴィアが次から次へと氷を補充して補強していくが、それすらも間に合わないくらいの勢いだ。


(くっ、この火力はまるで将軍ですね!!)


エリカはその劫火とも言えるほどの攻撃にどこか懐かしさすら感じてしまった。


思い出されるのはいつも自分について来てくれた龍。


(ですが、火力だけでは……!)


そう、いくら火力が強くても見境なしにやっていてはシルヴィアの氷の盾は貫けない。範囲攻撃は万遍なくエリカたちを攻撃しているが、1人ずつ見れば耐えられないレベルではない。これが1人ずつ集中して攻撃されていたのなら各個撃破もあったかもしれないが、幸いして目の前の龍にそこまで考えられる知性はないようだ。


徐々に氷が薄くなり熱が伝わってくるが、完全に溶けてしまう前に龍の方が音を上げ口を閉じる。


「今!」


口を閉じ、一瞬隙を見せた龍に対してエリカは叫び、自らの左手から5本の黒燐を伸ばす。それぞれが独立して伸びていき、四肢と首を貫通して抜けないように先端を折り曲げる。


首を貫通して龍が雄叫びを上げるが、やはり決定打には届かない。龍が後退すればそれに引きずられてエリカも床をズルズルと進んでしまうが、踏ん張れない。あまりに力の差がありすぎるのだ。


だが、エリカの攻撃で龍が攻撃から防御に転じたのは明らかだった。


敵が防御に転じたのなら、この機に攻撃しない手はない。ヒナがエリカが伸ばした黒鱗の1つ、喉へと伸びる黒鱗に飛び乗ると綱渡りのように走り喉元へと到達する。丁度顎の下で龍は妨害できず、身体を大きく揺さぶってヒナを黒鱗から落とそうとする。


「その程度で私を止められるとでも?」


ヒナは常人ならばほぼ確実に振り落されているであろう動きにも対応してみせた。人間離れした、人狼の生まれ持ったバランス感覚が成せる技なのだろうか。一度も姿勢がぶれることなくヒナは喉元に到達する。


そして黒鱗から飛び降りると同時に刀を振りかぶり、龍の喉を一気に下まで切り裂く。


鱗のおかげで肉を斬るだけにとどまったが、それでも遠くからでも分かるほど長い傷痕が龍の喉に刻まれた。


「まだまだ!」


だが、それでヒナの攻撃は終わらない。床に着地すると驚異的な脚力で今度は飛び上がって下から斬り上げる。さらに跳躍の頂点に達するとその場で重力に引かれつつも屠龍を放つ。


三度同じ場所に斬撃を受けた龍が強引に首を回して自由落下しているヒナを顔の横で吹き飛ばす。


「ヒナさん!」


どっちが無茶をやっているのか分からなくなってしまう。徹底的に喉を集中狙いしたヒナが壁に衝突する前にエリカは格納していた翼を広げてクッション代わりにする。勢いよくヒナが翼に衝突するとエリカの背中でメキッという嫌な音を立てたが、そんな事はお構いなしに踏ん張ってヒナを受け止める。


既にエリカの身体は限界に近い。一挙一動でエリカの身体が悲鳴を上げているのが分かる。


(でも、まだ戦える!)


それでも、エリカの戦意は喪失されない。


まだ、戦いは終わっていないのだから。





はい、そんなこんなで最終決戦? みたいな感じになっております。


そしてエリカの左手のイメージがどうしてもD灰の白髪の子になってしまう…


いや、実際頭の中のイメージは完全に独立しているんですが、想像してもらう時はあれが一番分かりやすいかもしれませんね。


ではでは、また次回。


ご感想などお待ちしております。


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