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第54話 飛んで火にいる夏の虫



「おい、ジーン。随分と苦戦してるじゃねえか」


「出たわね、アクイラの人間兵器……」


ジャックが姿を現すと、セラがそんなことを言ったのがバーバラたちにも聞こえた。


(まあ、否定はしないけど)


ジャックがそう言う風に知られているのが少しおかしかったのか、バーバラは人知れず笑みを浮かべてしまっていた。


「おうっ、人間兵器とは言うじゃねえか。だがな、俺様は神の兵士、超絶神兵なんでよろしくな!」


「前回も似たような事言ってなかったかしら、あなた」


「お、お前も前回の俺を観戦してたのか」


それを聞いたジャックが嬉しそうな顔をする。


実は、こんな呑気な会話をしているが、ジャックとセラは今壮絶な攻撃をお互いに繰り出している。後方支援を行う者がいなくなったバーバラたちは現在全員がセラに照準を戻している。レジアスとジャックより少し前に戦線に加わったシータス騎士団の騎士、クルーガーはジャックの攻撃の合間にセラを狙うバーバラとジーンの攻撃を受け、その隙にセラが炎魔法で範囲攻撃をする。


セラの炎は厄介な事に追尾性能を持っているものがある。炎の輪を地面に這わせる攻撃は誘導性能が無いとはいえ、闘技場の端まで届いた。遠距離から近距離まで、その全てで安定した実力を発揮するのがセラという人間らしい。


バーバラは内心、彼女が大将に選ばれた事に納得していた。


(正直、力じゃ私にも敵わないでしょうけれど、頭の回転は想像以上……!)


生み出した炎や水を自在に操るのは少し練習すれば大体の人間なら出来る。


だが、戦闘中、自分以外の事にも気を配りながら神経を集中させる作業を並行して出来る人間はなかなかいない。


(なにより、あのジャックと渡り合ってる……)


勝ってはいないが、決して負けてもない。男女の体格差、体力差という到底無視できないものをセラは技術と集中力で補っているのだ。


ジャックも軽口を叩いてはいるが、なかなか倒せないセラに対する見方を変えている。


「バーバラ、よそ見してないでジャックの掩護を!」


「分かってるわよ、ジャック、もうちょっと考えて!」


ジーンにわずかに動きが鈍っていたのを見咎められ、そこでようやくバーバラは思考を目の前に戻した。レジアスの攻撃をわずかなステップで避けるとその脇腹に回し蹴りを食らわせる。鎧を着ている相手に効果的な攻撃とは言えないが、少なくとも怯ませることは出来る。その間にレジアスの脇をすり抜けるとバーバラはセラと壮絶な戦いをしているジャックの加勢に向かう。


「おめぇ、腕が立つなんてレベルじゃねぇな……」


「まだまだ、あなた方全員を倒すまで戦うつもりですから!」


レジアスの大剣にしたように、今度は自らの剣に炎を纏わせる。だが、炎は刃だけにとどまらず、切っ先からさらに伸びていく。そうして全体が大きくなった剣は、さながら大剣のようになる。それを思い切り振るうと風に炎の部分が流されて弧を描く。


「はあっ!!」


そしてジャック目掛けて振り抜く。


ジャックは自らの大剣で防ぐことはせず、一度距離を取って振られようとする炎の剣の射程外へと逃れようとする。


だが、そこでセラは笑みを深めた。


すると炎がさらに伸びる。結果剣の射程圏外であったはずのジャックにまで炎は届くことになった。


「うおっ!?」


炎の刃を胴体に食らって鎧が炎に巻かれる。布の部分に燃え移った炎をジャックが慌てて叩いて消そうとするが、なかなか消えない。


「あっちぃ……」


「火達磨にするつもりでやったのですが、その程度で済んでしまいましたか……」


セラは意外そうな顔をしているが、動揺はしていない。冷静に剣に纏わせる炎の火力を上げる。真っ赤だった炎がオレンジに、そしてさらに青白い炎になると、銀色の刀身と相まって美しいオブジェのようなものを作り出す。


「おいおい、火傷じゃすまねえぞ……」


「殺す気でかかっても殺されないのが、あなたという人間なのでしょう? 神兵さん?」


セラの言葉にジャックは心底面白そうな笑みを浮かべる。


事ここに至ってバーバラはようやく理解した。


彼女と彼は同種の人間であると。















「頑張ってますね……」


ジャックが加わり、闘技場での戦闘はさらに白熱しているように思える。


その様子を眺めていたエリカは、どこか仲間外れにされたような気分になってしまった。シルヴィアは医務室へ移送させられ、フィアも付き添いで一緒に行ったため、現在控室にはエリカしかいない。


ジーン、バーバラ、ジャックと共に戦いたいという思いもある。


だが、そのためには誰か1人がリタイアしなければならないので、できればこれ以上誰も倒れて欲しくないという気持ちもある。


「妙にアンビバレントな気分…………、暇つぶしが出来ますかね」


ボンヤリと闘技場を見ていたエリカの表情が急に無表情になり、背後の室内に意識を張り巡らせる。


「アレックス」


<ふん、狼藉者め、無粋にも天井裏に潜んでいるな>


アレックスは軽蔑の念を込めながらそんな事を吐いたアレックスはエリカの傍に近づき警戒心を態度に表す。


エリカは窓から室内に目をやり、腰の刀に手をかける。


「隠れてないで出てきたらいいじゃないですか。少女1人に何の用ですか?」


少し語気を荒げ、隠れている者たちにも聞こえるように言うと、音もなく天上裏から黒ずくめの影が部屋に降り立つ。その姿を見てエリカの表情が不快感に歪む。


現れたのは、憎むべき黒装束。ムラミツを殺し、ヒナすら殺そうとした男たちの仲間に相違なかった。


黒装束の男たちは既に剣を抜いていた。そして指揮官と思しき男が一歩前に出るとエリカに鋭い視線をぶつける。


「さてと、何しに来たんですか?」


どんな答えが返って来ようとも、エリカはいつでも刀を抜ける体勢だ。


そして、黒装束の男たちの返答は「エリカにとって」最高のものだった。


一番前の男が剣を構えると、エリカは口元を吊り上げる。


「今回は思う存分戦ってやりますよ」


彼らが来た理由がムラミツの一件なのか、先刻の馬鹿トリオの一件なのかは分からない。見たところ後者であるような気がするが、そんなことはエリカにとってどうでも良い事だった。


重要なのは、ムラミツを殺したのと同じ暗殺者が目の前に現れた事だ。


エリカにとって彼らは憎むべき敵でしかなく、殺すことに一切の躊躇はなかった。


姫黒と黒羽を抜くと狭い部屋の中の全周囲に黒装束の男たちを見据える。たとえ死角であろうとも、今回は自分1人だけ、自分の事だけを考えて戦う事が出来る。


決して、ジーンたちが邪魔とは言わない。


むしろ、共に戦う事はとても安心できるし、頼もしい。


だが、1人で戦うのは仲間と戦うのとはまた別の心地よさ・・・・がある。自分が思う様に動き、思う様に戦い、思う様に殺す。


「…………ははっ」


エリカが笑ったのを不審に思った男たちがにじり寄る足を止める。


刀をダラリと下ろしたまましばらく間肩を震わせて笑うと、エリカは顔を上げた。


(敵は10人。得物は剣、毒が塗られてると考えるのが妥当でしょうね……)


「来ないんですか? ならばこちらから行かせてもらいます」


彼らにとっては、不意打ち以外の何物でもなかっただろう。兆し、前兆、予感、エリカが動く事を示すはずのそれが一切なかったのだから。


男たちが警戒していなかったわけではない。むしろ不審な笑みを浮かべていたエリカに対して最大限の警戒をしていた。


だが、最初の一撃に反応出来た者は誰一人としていなかった。


音もなく振られた刀によって最もエリカに近い場所に立っていた男の頭がずらされた・・・・・。構えていた剣はものの見事に真っ二つに斬られ、その剣が男の手から零れ落ちるのに続いて男の頭上半分が床へと落ちていく。切り口から噴水のように血しぶきを散らしながら倒れていく男を見て、初めて男たちはエリカが攻撃したことに気が付いた。


エリカが軽く血振りをしていると、仲間をやられて激昂した男たちが一気に襲い掛かってきた。連携も何もない、物量攻撃とでもいうべきものだ。全周囲からほとんど同時にエリカ目掛けて振り下ろされた剣はその半分は二振りの刀で防がれたが、全てを防ぐには足りなかったために残りの半分は無防備な胴、背、腕に振り下ろされた。


鎧を着てはいるが、それでもこれだけ多くの攻撃を同時に受けたのだ。鎧は無残に斬られて剣の刃はエリカの肉体に躊躇なく致命傷を与えようとする。


<無知は罪、何も知らない者は、自分が相手にしている者が何者なのか知ろうともしない……>


アレックスが小さく呟いたのがエリカには聞こえた。それを聞いてつい吹き出しそうになったのを堪えながら、エリカは黒鱗を発現、防ぎきれなかった全ての攻撃を黒鱗によって弾き飛ばす。


男たちの驚愕した表情があまりにも予想通りで面白くなかったが、人を斬ろうとして金属と金属がぶつかりあうような音がすればその顔になるのも当然だった。


結果、全ての攻撃はエリカによって防がれた。


そして、エリカの前にはエリカに剣を振り下ろしているため自らを守る事も出来ない獲物が9人いるだけだ。姫黒と黒羽だけでなく、身体の全てを使って男たちの剣を跳ね除けると、手近な男の太ももを刀で撫でるように斬る。


(ムラミツさん、あなたの鍛えた刀は、まさしく名刀です!)


骨を斬るのにほとんど力はいらなかった。少し力を入れるとバターを斬るかのように肉を裂き、骨を両断した。男の右足が本人の制御から離れ、男共々床に倒れ伏す。逃げる間も与えずその胸に刀を突き刺し、捻ると悲鳴を上げる間もなく男は絶命した。男2人を倒しただけだが、既に床は血の海と化しつつある。


「だ、誰だよ、ガキ1人殺すだけなんて言ったのは!」

「ば、化けもんだぞ、こいつは!!」


ほとんどの男たちが恐怖しながらも必死にその恐怖と戦っている中、そんな声が聞こえてきたのでそちらに目を向ける。


すると2人の男がエリカの視線にビクッと反応する。その目は既に恐怖に呑まれており、戦意は感じられない。


「今逃げるのなら、命だけは見逃してあげますよ?」


エリカがにこやかにそう言う。


男2人は一瞬お互いの顔を見合わせる。周りの男たちが何とか押しとどめようと目で合図したり、退路を断ったりしているのがまた滑稽でならない。


そして、意を決した男2人は、剣を捨て、部屋の出口目掛けて駆け出した。


「お、おい!」


男たちが引き留めようとするが、それには及ばなかった。エリカは自分を取り囲んでいた男たちの隙間をすり抜けると背を向けて走る男の頭をガシッと掴む。


「う・そ♪」


「ひいっ!?」


男が情けない悲鳴を上げたので、エリカはその喉元に刀を当て、横に引く様に滑らせ男の喉を脊椎辺りまで切断する。頸動脈から血が大量に吹き出し、口からも大量の血が溢れ出し、男は痙攣をし始める。


エリカはその男を横に放り出す。力なく壁にぶち当たった男の死体は、当たった衝撃でついに首が折れたのか、床に倒れた時にはあらぬ方向をうつろに見ていた。


逃げ出したもう1人が扉を前にエリカに振り返る。すでにその目は生を諦めたようにも見えた。


「き、貴様、だましたな!」


「随分な良いようですね。殺し合いとは策謀、騙し合い、そんなものですよ? 敵を前に背を向ける者が生きていられる道理などないんですよ。ま、今回の場合は全員死にますけど」


もはや狂気に溺れた、正常な判断など目の前の男には出来ていなかった。剣を持っていない事を思い出すと袖から仕込みナイフを取り出してそれを武器にエリカに突っ込んできた。エリカは回避するそぶりも見せず、ただ丁度自分が腕を伸ばし、その状態でギリギリ男に刀が接触しない位置まで男が突っ込んでくるのを待った。


そしてそこまで男が近寄った時、エリカは両手を目にも止まらぬ速度で前に突き出す。もちろん、目の前の男もそれを認識することなどできなかった。


男は自ら二振りの刀の切っ先に自ら突っ込み、刀が背中に突出し、刀の半ばまでが肉を穿った辺りでようやく男の身体は動きを止めた。自分の身体に刀が突き刺さっているのが信じられないのか、もはやあと数秒しか生きられない男は恐怖に涙しながら自分の身体に突き刺さる刀を見つめた。


エリカは刀を持つ手に力を入れて下に斬り下ろす。


あばら骨を左右・中央に三等分すると足の付け根の辺りから外に出る。肉塊と化した男が扉に倒れ込み、出口を封じる。


(あと、7人)


この場にいた全ての者が同じ考えに達しただろう。これはもはや戦いなどではない。圧倒的強者による、弱者に対する殺戮、虐殺だ。


その地獄の窯の中で正常な考えをしていたのはおそらくその地獄を司っているエリカと、アレックスだけだっただろう。


2人の未遂とはいえ逃亡者を出した男たちに広まった動揺は計り知れない。おそらく内心逃げ出すべきか戦うべきかという究極の選択を迫られているのだろう。


だが、エリカはその両者にも生を見出させる気はさらさらなかった。そして何より、悠長に彼らが決断するのを待つ気もなかった。


三枚に下ろされた男の身体から吐き出された血がエリカの足元にたどり着く前に、エリカは動いた。


まず1人目の腹を横に裂く。そしてその裂かれた傷の中央辺りから縦に、腹から首を通り、顔面へと斬り上げる。腹を十字に斬った事で無造作にその傷から内臓が零れ落ちようとするが、エリカは男の腹を蹴って後ろにいた男にぶつける。


そして間髪入れずにもはや絶命している男とともにその後ろの男を串刺しにする。引き抜く時間も節約するために横に振り抜くと2人の男の身体が引き裂かれ、最初に腹を十字に斬られた男はもはやどこが傷か分からないほど血まみれになっていた。


残り5人。


背後から斬りかかってきた2人の攻撃を振り返りながら黒羽で防ぐと、力負けという言葉など存在しないかのように黒羽を持つ左腕に力を込めて2人分の腕力を押し返し、姫黒で男に袈裟斬りをお見舞いする。そしてもう1人の持つ剣を二振りの刀で巻き込むように挟むと切っ先で男の腕を斬り剣を奪い取る。


男が仕込みナイフを出す間も与えずその首を刎ね、その頭を掴むと残り3人がいる方に向かって投げつける。生首の飛来を避けた3人のうち、1人になった方に狙いを定めてその懐に飛び込む。エリカに向かって斬りかかってくるが、まともに力も入れてないその攻撃は騎士団の鎧で軽々と弾かれる。


そして男の口に刀を突っ込むと一捻りして引き抜く。


「弱い、弱すぎます。運動するにも入りませんね、これじゃ」


残り2人。


闘技場の歓声をBGMにしながら、エリカは2人の男に手の平を向けた。このような形で使いたくはなかったが、腕へと魔力を伝導させていき、手の平で炎を作り出す。何度も練習し、暴走無しで火球を作れるようになったエリカはその火球を男の1人に向かって飛ばす。


それほど速くはないため男も余裕を持って回避することが出来たが、火球はそれで終わらなかった。回避したと思ったらもう1つの火球が男に襲い掛かり、それに気を取られた一瞬の隙をついて背後に回り込んだ火球が男の後頭部に命中した。


「ぐああああああああっ!!!!!!」


炎に包まれて男がのたうち回り、頭の炎を消そうともう1人の男がその周りで右往左往している。


「安心してください、消し炭になるまで燃やしてあげます」


魔法で作り出された炎はそう簡単には消えない。燃やしているものが可燃物ではないため、水をかけたとしても消えることはない。


<ふん、いい加減諦めんか>


聞こえていないだろうが、アレックスがそんなことを言うと起き上がり、炎を消そうと必死な男に背後から噛みつく。


さすがは軍狼、人間の急所を心得ているようで、ただの一噛みで首の骨を砕く。


<余計なおせっかいだったかな?>


ダラリと力なく倒れた男の上で牙から血を滴らせたアレックスが尋ねると、エリカは小さく首を振った。


「別にいいですよ。それはともかくとして、これ、どうしましょう?」


部屋には10人の死体が転がっている。おまけに血の海、足の踏み場もないくらいに床は真っ赤に染まっている。こんな状況を見られたらどうなるかは考えたくもない。


「では、お掃除の時間ですね」


不意に扉の方から聞こえてきた声に驚いて振り向くと、観客席にいるはずのユーリが立っていた。


「ゆ、ユーリさん、どどど、どうしてここに?」


ユーリはにこやかな笑みを崩さずに部屋の中に入ってくる。血の海を歩いているはずなのに、表情は一切揺らがず、それどころか足音1つ立たない。


むしろ先ほどまで冷静沈着の極みだったはずのエリカが動揺しまくっている。


「いえ、試合はどうもエリカ様の出番なく終わりそうな気配でしたので、ここで皆様をお迎えしようかと思い来たのですが、どうもそれどころではないようですね……」


辺りに散乱する死体を見て、どうしてここまで冷静になれるのか理解できない。エリカ自身がやったことだからエリカはどうも思わないが、突然そんな現場に居合わせたらエリカでも動揺ぐらいするだろう。


「では……」


ヒラリと指を振ると、血が巻き上がる様にように渦巻いて巨大な赤い水球を作り出す。ユーリはその水球を操って扉の外へと追いやる。どこへ向かったかはおそらくユーリしか知らないだろう。


「遺体は……ま、こんなもんでしょうか」


辺りを見渡して手近な死体を持ち上げると血で服が汚れるのを全く気にせず死体を背負って部屋の外へ出る。そしてしばらくすると背中が真っ赤に染まったユーリが戻ってきて、今度は首と胴が生き別れた死体に近寄り胴を担ぐと頭を掴んで再び外へと出ていった。


それを10回繰り返してようやく全ての死体が部屋から消え失せると、水魔法で部屋を隈なく洗浄していく。


その様子は正確無比で、まるで普段からそのような事をしているかのように思えてしまう。


そんなエリカの心情を知ってか知らずか、ユーリは床にこびり付いた血が乾く前に綺麗にしつつ口を開いた。


「メイドになる前は国の研究所におりました。あそこでは死体が出るのは日常茶飯事でしたから」


死体慣れならエリカもしているが、ユーリのようなまだこれからの人生の方が圧倒的に長い女性が死体慣れしているのも考え物だ。


エリカはユーリが掃除しているのを呆気に取られながら見ているしかなかった。





妙にグロテスクな表現が入ってしまった感が否めません。


どうも、ハモニカです。


ようやく主人公が無双できるようになってきたかな? なんて、楽観視している今日この頃です。


試合なんかで戦うよりも、スタンドプレイした方がカッコいい感じがしたので今回はこんな感じになりました。


しっかし、どうなることやら。


ではでは、また次回。


ご感想などお待ちしております。



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