第28話 2度目の自己紹介
まずは、随分と更新が遅れてしまったことにお詫びします。
ですが、今週一杯不安定になりそうです。
活動報告読んでいただけるとありがたいです。
とはいえ、なんとか時間を見つけて投稿します。
2011年8月9日改訂
「さて、呼ばれた理由は分かっているだろうな?」
ジーンとジャックの包囲網からバーバラによって更なる修羅場へと送り届けられたエリカは、団長の部屋でヴァルトと向き合っていた。
バーバラは傍のソファに座ってアレックスに餌を与えているようだ。
「ええと、さっきの試合の事ですか?」
「的は得ているが、それだけではない。出来れば試合が全て終わった後に聞こうと思っていたのだが、目の前であんな真似をされては、さすがに周りの目というものがある。早急な対応を取らせてもらう事にした。明日の決勝は御前試合でもあるわけだからな」
ヴァルトの口調は酷く物静かだ。
だが、それが逆に張り詰めた緊張感を作り出している。
「エリカ、さすがにあれは庇いきれないわ」
「? どういう意味ですか」
ソファのバーバラに聞きなおすと、心底呆れた表情を浮かべた。なぜかアレックスも首を横に振っている。
「はあ、無自覚か。これはまた面倒だな。エリカ、君はマルコフとの試合で何をしたか分かっているのか?」
「一撃必殺、じゃなかった一撃必倒しようとしたんですが……」
まさか、鬱憤晴らしとは言えないと思って速攻で試合を終わらせようとした、と言ったのだが、どうやらヴァルトにしてもバーバラにしても信じていない様子だ。納得しているような表情ではない。
ヴァルトは執務机に肘を立てている。
「それじゃない、あの殺気だ。一般人でも感じ取れるほどの殺気を君は放っていたんだ。本来そんなもの、その筋の人間でもなければ感じ取って良いものではないのだがな」
殺気を感じ取って暴漢の奇襲から生きながらえる、とかいうレベルの話ではないとヴァルトは言ってるのだ。
相手を殺す事を自らのプレッシャーに濃密に込めたために、エリカは強烈な殺気を四方八方にまき散らしていたのだ。
「あれは並みの人間が出せるものではない。というより、人間なら出せるものではないはずだ」
エリカは知りもしないことだが、殺気にも、幾つか種類がある。
純粋に相手を殺そうとする殺気、これは闘争する人間なら誰でも出すだろう。それとは別に、まったく意味合いの違うものがある。
捕食するものが獲物に放つ殺気だ。相手を憎んでいるわけでも、打ち負かそうとしているわけでもない。純粋に腹も満たすためだけに殺そうとする時に放つものだ。常人にはその違いなど分からないだろう。
だが、ヴァルトは王国の騎士団を任される男だ。それなりに知識は持ち合わせている。
「ようやくバーバラの話と繋げることが出来たよ。エリカ、君はヒトではないのだね? それも、バーバラのような人外どうこうというレベルではない、化け物のような、ね」
ヴァルトの目がまっすぐエリカの両眼を射抜く。
エリカは何も言えない。言ったらそこですべてが終わる気がしたから。
「エリカ、ヴァルトは信用できるわ。ここで隠し立てしても何もない。私から言うわけにもいかないから、あなた自身の口から言ってやりなさい」
「バーバラさん……」
――――――もう、逃げ場はないという事か。
先ほどのジーンやジャックとは違い、ヴァルトは正確に事の本質を見抜いているようだ。
「私自身、ある程度の見当はついている。たとえ君が何者であろうとも、私は君をここから追い出すような事も、言いふらすような事もしない。何しろ、君はこの王国に必要な存在のようだからね」
「必要な、存在ですか……」
ヴァルトの眼は嘘をついているようには見えない。バーバラのお墨付きもある。
だが、それでも「それ」をいう事にはいささかの躊躇がある。
「……少し、質問しても良いですか?」
エリカは、重い口を開いてヴァルトに向かい合った。
「なんだろう?」
「20年ほど前、あなたは龍を殺しに行きましたか?」
「!?」
バーバラが跳ね上がる様に立ち上がったのが視界の端に映った。ヴァルトもまた、本来知りえないはずの情報をエリカが知っていた事に驚いているようだ。
「……どこでそれを?」
「問題はそこではないです。答えてください、『イエス』か、『ノー』で」
「エリカ……」
バーバラがまさか、という表情をしている。
「そのことは、陛下をはじめとする王家と、私、バーバラぐらいしか知らないはずなのだが……ジーンか?」
「いいえ、あたし個人の知識です」
「……どういう意味だ」
簡単な事だ。
エリカはその光景を遠くからではあるが見ていたからだ。
「答えてください、ヴァルトさん」
「……イエスだ」
誤魔化しても無駄だと判断したのか、ヴァルトはゆっくりと頷いた。
「あなたとバーバラさん、そして多分もう1人いたと思うのですが、その方の名前は……ホーリネスと言うんじゃないですか?」
「なっ! そこまで知っているのか!?」
これには心底ヴァルトは驚いているようだ。
「あなたたちが対峙したのは――――――」
言っていいのか、分からない。自分の父親に多大な迷惑をかける事にもなるだろう。
だが、言わないと話が進まない。
もう、逃げることはできないのだから。
「あたしの父です」
驚いた、などと言う単純な言葉では表現できない衝撃をヴァルトは受けていた。
目の前の美しい、幼くも見える小さな騎士が、想像を遥かに超える存在であったことにヴァルトは動揺を隠せなかった。
「あたしの父です」
そう言ったエリカは、一切の感情を押し殺した表情でヴァルトに向き合っていた。
「エリカ……」
バーバラがエリカの肩に手を置いた。
ここまで来れば、ただただ事実に流されるだけだ。
(私は、パンドラの箱を開けてしまったのだろうか?)
聞くべきではなかった、という思いが脳内を過ぎる。目の前に、仲間を殺した張本人の娘がいるのだ。しかも、ヒトの姿をして。
これがどれほど異常な状況なのか、子供でも分かるのではないだろうか?
ヴァルトは、エリカが龍であるという可能性にはたどり着いていた。バーバラの言葉、エリカ自身の言動から、少なくとも人外、それ以上の存在であるという事は想定の範囲内だった。
だが、これは想定外だ。
目まぐるしく思考を回転させて、何をすべきなのか考えだす。
しかし、どうすればよいのか、まったく頭に浮かんでこない。ただ、目の前の少女を見つめるだけだった。
言ってしまった。
もう、開き直るしかなかった。
だからあえてわざとらしく、演技のように、膝をつくとヴァルトに向かって頭を下げた。
「では改めて自己紹介させてもらいます。我が名はエリカ、本当の名前は違いますがヒトの声帯では発音できない故、このように呼ばれております。我が父は龍の王、最も近い言葉ではイクシオンとお呼びください。そして我が名に最も近いのは――――――」
そこで少し言葉を切った。
隣にいるバーバラも、初めて聞くエリカの父親の事に驚きを隠せないようだ。アレックスもまた、どこか緊張した面持ちだ。
「イフォネイア、それが最も近い名です」
「……イフォネイア」
ヴァルトがその言葉を反芻するかのようにブツブツとエリカの本名を口にしている。
「エリカ、言って良かったの?」
「言う様に仕向けたのはあなたですよ、バーバラさん、いえ、パフィオベディルム殿?」
「ちゃっかりばらすのね……」
バーバラの名を聞いたヴァルトが、驚愕の表情に変わる。
「パフィオベディルム……、100年前に滅んだ王国の生き残り……、いやあの吸血鬼の娘なのか!?」
「あ~もう、隠してたのに、そうよヴァルト、そういう事よ」
「何てことだ、一度にこれほど衝撃を受けたのは20年ぶりだ……」
パフィオベディルム王国という名を聞いて、人々が思い起こすのは2つの事だ。
1つは龍によって滅ぼされた国。
もう1つは、王家が吸血鬼を出したために滅ぼされたという事だ。
世にはその吸血鬼共々王家は滅ぼされたと伝わっているのだが、目の前にそのご本人がいるのだ、ヴァルトの衝撃は並々ではないだろう。しかも、その隣には龍の王女ともいうべき存在がいるのだ。
「つまり、エリカ、いやイフォネイア、殿、と呼ぶべきなのか? 君がバーバラと知り合いだったというのは、君があの国を……?」
その問いにエリカは無言で頷いた。
「バーバラさんとはずいぶん昔に出会って、それ以来の仲です。彼女の武器も、あたしの鱗ですし」
「こら、余計な事を言うんじゃないわよ」
「まてまて、話についていけん。取り合えず1つずつ解決させてくれ。さしもの私の頭が理解に苦しんでいるのでな」
「分かりました。全て、は無理ですが概要はお話しできます。それと、エリカで構いません、本名は近い言葉であって正しくはないし、エリカと言う名も気に入ってますから」
そして、エリカはこれまでに起こった事をヴァルトに説明し始めた。
もちろん、エリカが龍からヒトになってしまった後に起こったことがそのほとんどだ。龍の事はなるべく話さないように努力するのは、その言葉から万が一にも龍の王国へたどり着かせないためだ。あそこを知るヒトは、少ないに越したことはない。
「―――――、とまあこんな感じです。騙すような事をしてすみませんでした」
そう言うとエリカはヴァルトに対して頭を下げた。
どういう理由であろうとも、ヴァルトを、引いてはエリカに関係した全てのヒトを騙しているのだ。そしてそれは現在進行形でもある。
「……君の事情は分かった。この事は他言無用することを先に約束しておく。バーバラも」
「当たり前よ。エリカとはあなたよりも長い付き合いだし、無用な混乱を誘発する気はさらさらないわ」
バーバラにも確認すると、ヴァルトは小さく頷いて立ち上がった。
そして執務机を回り込むとエリカの目の前に立った。
「君の正体も分かった。事情も分かった。私も微力ながら君が元の姿に戻れるよう力になりたいと思う。だが、それには条件を出させてもらいたい」
「条件ですか……」
「うむ、実はな、君がこの国に現れた事で1つの予言が生まれたと考えられている。『慈悲と災厄が1つになってやってくる』というね。『黒い影が北の森から』、おそらくこれは君の事なのだろう。という事は、君が来たことでこの王国に危機が訪れようとしていると考えられるのだ」
エリカは黙ってヴァルトの話を聞いていた。
黒い影、おそらくはエリカの本来の姿を現したものだろう。
慈悲と災厄、これに関してはよく分からないが、エリカ自身にこの王国に害する気は毛頭ないため外部からの脅威という事になるだろうか?
「君には、この危機を解決する手助けをしてもらいたい。それで良いかな?」
「バーバラさんもいますし、ジーンさんたちもいます。拒否する理由はないですね。ですが、1つだけ問題があります」
「何かな?」
「その危機があたしが来たことで起こっているというのなら、あたしがここに居ない方がいいんじゃないですか?」
エリカにはそれが疑問だった。
エリカが来たことで起こった事ならば、エリカが消える事が一番手っ取り早いのではないか。エリカとしては名残惜しい事がかなり多くあるが、それがこの王国にとって最善の策であるはずだ。エリカにしても、ここに居場所がないのなら仕方ないが森に帰るという選択肢もあるのだ。
だが、ヴァルトはエリカの問いに首を横に振った。
「この危機は王国に留まらない。龍の森を中心とする周辺王国にも波及している。すでに君個人でどうにかできるレベルではないと考えられる。私はむしろ、君の協力を得てその危機を乗り越えられると考えている。星巫女、姫様の事だが、彼女曰く君は『慈悲』の方だからな」
「姫様、ティティ様の事ですか」
星を見て相手を知る少女の顔をエリカは思い出す。どうやら、彼女とあの夜出会ったのは決して偶然ではなかったのかもしれない。
「名前で呼ぶとは、彼女に会った事があるのか?」
「まあ、あの人にそう呼べと言われてしまったので……」
「……アレックス、もしかしてあなたのせい?」
心当たりがあるバーバラはアレックスに冷たい視線を送っている。それにアレックスが必死になって首を横に振っている。実際、アレックスが原因ではない、と思いたい。あの夜外にいたのはアレックスに原因があるのだが。
「あれ、バーバラさんの差し金じゃ無かったんですか?」
そこまで来て、てっきりバーバラが裏にいるのかと思っていたエリカはバーバラに視線を向けた。見るとバーバラがため息をついて少し居づらそうな表情をしていた。
「あなたが1人になれる場所を探しているってアレックスから聞いて、なら適当な場所を見つけてあげなさいってアレックスに言ったのよ。まさかそんなことになっているとは思わなかったけど……」
<私も同じだ。確かにあそこを紹介したのは私だが、まさかそんな事態を招いていたとは思わなんだ>
アレックスが必死になって弁明している。エリカとバーバラはともかくとして、ヴァルトにはアレックスが必死に何かを伝えようと尻尾を振ってハアハア言っているようにしか見えていないはずだ。
「はあ、それはともかくとしてだ。エリカ、頼めるか?」
「え? ああ、もちろんですよ。それに関しては心当たりがありますし」
「なにっ、と言うと?」
エリカが言った言葉にヴァルトが食いついた。正確にはバーバラからもたらされた情報ではあるのだが、1つだけ「災厄」に符合するような情報がある。
「バーバラさん、あの事じゃないでしょうか?」
「あの事? って、あの魔法!? た、確かに『災厄』とも取る事は出来るけど……。ああ、でもそれならエリカが『慈悲』になるのも分からないではないか……」
「おい、バーバラ、私にも分かる様に説明してくれ」
「ああ、ごめんなさい。実はエリカを元に戻す方法を探そうと思って公文書室の閲覧制限の書物を幾つか読み漁ったのよ。ほら、あなたにこの前貰った許可で。それで人間を龍にすることで強大な力を得るっていう計画と、それに必要な魔法が書かれたページを見つけたのよ。それも、つい最近読まれた形跡があった、ね」
龍と言うのは、その力をもってすれば世界すら支配できる存在だ。
その鱗は軽々と鉄の武器を弾き返し、空から一方的に地上を焼くことが出来る。さらに、高位の龍ならばヒトと会話も出来る。ヒトすら支配することも可能だろう。
「つまり、その計画を実行しようとしている輩がいると?」
「可能性はあるわ。今でもこんな狂人じみた事を考える人間はきっといるわ。どんな時代でも人間は強い力を、権力を求めるものよ」
「……ドラゴンになるのはあたしとしては全然かまわないんですが、ドラゴン全体が同じように見られるのはあまりよろしくありませんね。竜は至って大人しいんですから」
「……・あなたが言っても説得力無いわよ?」
「なぜ!?」
心底理解できない、という表情をしてみせるエリカであったが、直前の自分の行いを思い出して閉口してしまう。さらに言えば、バーバラの故郷を滅ぼしたことすらも思い出して無性に恥ずかしくなってしまった。
「うう、とにかく、そういう事ならあたしはヴァルトさんたちに協力しますよ。どこまで協力できるか分かりませんけど」
「いや、それで構わない。それに今は明日の決勝もある。そちらに集中してくれて構わない。その後は、用があったらこちらから連絡を入れる。それと、これを渡しておこう」
ヴァルトは机の引き出しを開けると、小さな宝石のついたペンダントのようなものを取り出した。そしてそれをエリカに手渡した。
「それはちょっとしたお守りになる。困ったときはそれを出すと良い。大概の事態はそれで解決するはずだ」
「あらまあ、あげていいの?」
「な、なんですか、これ」
赤い宝石には、何かの紋章のようなものが描かれている。
「ヴァルトの家紋よ。ヴァルトがアクイラ騎士団の団長であることは大概の軍、政治関係者なら国の内外を問わず知られているわ。だから、その家紋にはそれ相応の『威力』があるのよ」
「なるほど……」
ペンダントに持っていた紐を通すと、端と端を結んで即席のネックレスを作る。そしてそれを首から下げるとペンダントを服の中にしまった。
「ヴァルトさん、この件は、王様や姫様には教えるんですか?」
宝石の冷たい感触を肌に感じながら、顔を上げてエリカは最後の疑問を口にした。
騎士団長と言えども、それよりも権力のある人間には従わなければならない。そうじゃなくとも、エリカの存在は国の存亡にも影響しかねないほどなのだ、国政のトップに対しても他言無用を貫くのは難しいのではないかと思い、エリカは懸念を先に問う事にした。
「……難しい質問だな。教える必要があるだろうな。これは国難と言っても過言ではないことになる。だが、君の存在がすぐに影響を及ぼすものではないない。必要な時期になるまでは、こちらで何とか先延ばしにする。駄目な様なら君も連れて行くさ。嫌なら私を殺して逃げてもらって構わん、宿舎裏の扉の鍵はまだ持っているだろう?」
冗談で言っている顔ではなかった。ヴァルトは、約束が守れない時は自分の命を投げ打つことに一切の躊躇いもないようだ。
エリカは自分の懸念が徒労に終わったと考え、とりあえずは目先の問題が解決したことに安堵のため息をついた。
「そんな事、しませんよ。情報と言うのは持つべき者が持って初めて効力を発揮するのですから。そうなったら仕方ありませんけど、確認までにと思っただけです」
「エリカも言うようになったわね。だけど、ジーンやフィアたちに黙っているというのも、結構辛いことよ?」
「割り切ります。いつか、本当の事が言える日が来ると信じてますから」
そう信じたい。
そして、受け入れてもらいたい。
いつかのバーバラがそうであったように。
「では、失礼します」
エリカは身を翻すと、部屋を後にしようと扉に向かって歩き出した。
「ああそうだ、1つ連絡事項がある」
それをヴァルトが呼び止めると、エリカは振り返って首を傾げた。
「試合会場の地面を抉ってもらったせいでな、試合が延期されている。あとでテルミに謝っておいてくれ、あれでも結構進行係は大変だからな」
「……悪い事をしてしまいましたね」
エリカは苦笑いをするしかなかった。
「なあ、ジャック」
「ああ? どうした」
「俺が聞いてもいいか?」
「それは構わんが……、ああ、そういう事か、分かった、試合は都合をつけてやる」
「すまんな」
「良いってことよ。それに、俺よりもお前さんの方が聞きやすいんじゃねえか? それじゃそういう事で頼むぜ」
「ああ」
ばれたあああああ!!
みたいな? 回でした。
とまあ、エリカの本名とか父親父親呼ばれていた方の名前も出てきて、とりあえず問題を1つ解決、と。
イクシオン、まあ、どっかで聞いたことがあるような名前ですねぇ、ネーミングセンスもへったくれもないです。
それでですね、前書きにも書いたのですがどうも雲行きが怪しいのです、LANの。
そういう訳で次の更新が2~3日先になるかもしれません。その間に必死になってストックを作ろうとしておりますので、どうか気長に待っていてくれるとありがたいです。
あ、待ってくれている人そんなにいないかもしれませんが……
でもでも、お気に入り登録してくださっている方がいる事を小説情報で確認してやる気を出しております。
ご感想など頂けると嬉しいです。