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Prevalent Providence Paradigm  作者: 宇喜杉ともこ
第2章 虚月─ウロツキ
24/29

怪異メモ その2

幕間/

 

 ナナシの怪異58号 仮称 ウロツキ

 

 

 

 対象者:浅田菜乃花、その他二十七名

 

 概要:浅田菜乃花に憑依していた怪異。廃ビルを中心とした付近に居る中高生に影響を及ぼしていた事が後ほど判明した。

 本体の姿は黒い影と形容する他なく、呪符の魔力によって消滅させられた。

 

 

 特性:『虚威』と呼ばれる魔力で編まれた黒い帯を十八本装備し、背中から発射する。

 この帯は空中で何度も軌道を変えることが可能で、一度切断されても少しのクールタイムがあれば再生する。

 また、『界卵叛天』によって周囲を虚数空間へ変える事ができる。虚数空間内に於いては、あらゆる電子機器、及び魔道具が作用しない。ただし、術者が直接魔力を流し込めば、魔道具は作動する。同様に電子機器も自らの手で発電させれば使えないことはないが大したメリットにはならないだろう。

 

 

 発生起因:江峰市内に充満する負の感情——特に中高生の少年少女が持つ、漠然とした将来への不安感が乱れた霊脈の魔力と結びつき、形を成したと考えられる。とりわけ怪異と深く共鳴しやすい状態だった浅田菜乃花は、怪異からの影響を大きく受け、ものの数日で怪異の依代となってしまった。

 

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