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ウィンデックスブルーの彼方  作者: ウィンデックスブルー
ウィンデックスブルー
6/12

心筋梗塞

 ウィンデックスブルー❣️


加熱された青だが、透き通る透明感の中に電気の走ったようなブルー✨


 仲間の目利きの効く若い女の子が最初ネットで写真を見せてくれた時

「何て綺麗な可愛い青なんだろう」

 と思った。


 ひとつ送ってもらい、その青さに感動してルースを大切に手のひらに乗せて愛おしく眺め続けた。


 あまりの美しさに仲間の若い女の子からウィンデックスブルーを買いまくった。


 でもお金も少なかったから0.1ctくらいの小さなウィンデックスブルーを買い占めた。


 母が居る時はパライバを眺め無いが、自分の2階の小さな部屋に上がりベランダの太陽光の下、眺めてはため息をつく。


 寝る時はルースケースに入れ、1階の母の部屋の自分の寝床に持って行き、アイフォンで小さく照らし眺めた。


 私が命より大切とウィンデックスブルーを大事にしているのを母は不思議そうに見てた。


(るい)さん、私より大切なものがあるようね〜?」

 とよく母は品の良い澄んだ声でつぶやいた。


 母は寝た切りになり、ボーっと天井を眺めては

「お父さんが居ない‼️私を捨ててどこに行ったの?」

 とよく泣いていた。


 父の遺族年金もあり、母にはお金があった。


 私は絶対パライバを買う為に母のお金は一銭も使わなかったが、母が亡くなったら凄い額の遺産を貰うんだろうなくらいは頭の隅で考えたりはした。


 そんな時、私は倒れた。


 母の介護をしていた時に目の前が真っ暗になり、胸が締め付けられるように苦しくなり意識を失いガクンと倒れてしまった。


 母の寝ている上に覆い被さるように倒れた。


 母は自分に娘が暴力を振るったと思い、

「何をするの?(るい)‼️」

 と私の胸骨を凄い力で叩いた。


 その時、母のヘルパーさんが合鍵で玄関を開け入って来た。


 何かあった時にと(るい)が信頼できるヘルパーさんに合鍵を前もって渡していたのだ。


 ヘルパーさんは、私の心臓マッサージをしてくれ、すぐ救急車を呼び、私は病院に運ばれて手術をした。


 母のことは心配だったが、従姉妹の愛ちゃんが来て母の介護をしてくれていた。


 ヘルパーさんも毎日来てくれた。


 1、2週間入院したがまだ胸が苦しかったが実家に戻った。


 愛ちゃんは、しっかりしていた。


 仕事を辞めて家の手伝いをしてたが、時間があるので母の実家で母の介護をしてくれた。


 私が実家に戻ったので、様子を見ながら実家に寝泊まりしてくれた。


 私は愛ちゃんと2人で母を介護したがヘルパーさんが毎日来てくれたので安心だった。


 でも私も母も病人で、2人の介護を愛ちゃんがしてくれたのだ。


 病んでる時も私はウィンデックスブルーを眺めては癒されていた。








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