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山本先生

 愛ちゃんの紹介で近くの心療内科に(るい)は行ってみた。


 山本先生は、若いけど…立派な先生で、人間性も素晴らしい男性だった。


 (るい)の最初の診察には、1時間以上もかけて話を聞いてくれた。


 山本先生は、愛ちゃんのこともあるのか、(るい)には優しかった。


「機能性ディスペプシアとも似ているんですが、


 お母様の介護と亡くなられた事で(るい)さんは、凄いストレスを感じられて心筋梗塞に似た症状が出ているのではないか?と思われます。


 これから検査もしながらカウンセリングをして行きますが、お薬は漢方薬で行こうと思います。


 愛さんから話があった時には、この病いではないかと私は思い付きましたよ。


 長い治療が必要ですが、よくカウンセリングを続けて行きましょう。


 愛さんと時々、私がお会いしてもよろしいですか?


 高校時代から愛さんのこと、頭にあり、そのう〜愛さんと話していると気持ち的に爽やかな気分になります。」


 と、正直な言葉を山本先生は発した。


 (るい)はあまり気付かなかったが、山本先生は愛ちゃんに特別な感情を持っているんじゃないか?とは馬鹿では無いから感じた。


 私の病いがこころの病いだと知り、心筋梗塞で命が亡くなることは無いかも知れないとホッとする気持ちが強かった。


 (るい)は、自分を間に置き、山本先生と愛ちゃんが近くなって行くのを嬉しい気持ちも半分あった。

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