社長ブラジルへ〜
ある春の5月、サンセットライトから涙に緊急で電話が入った。
実は奥様の親戚がブラジルに移住することになり、社長自らもブラジルに一時期、奥様と出向くことになり、この前はデザイン画だけしか渡せなかった、預かったルースやメレダイヤやプラチナ地金にするプラチナリングをお返ししたいと言うのだ。
涙は、あまりに突然のことで何が何だかわからなかった!
でもサンセットライトに行き社長が平謝りに謝り、オーダー完成出来なかったことを悔やんでいることがわかり、社長に聞いた。
「パライバトルマリンの産地のブラジルに行かれるんですね?良きパライバを見つけたら連絡して下さいますか?ご多忙だと思いますが、私もブラジルには行きたく、でも体調が悪くて…」と涙。
社長は、
「もちろんです!私はパライバのグリーンも好きですが、涙さんのお好きな明るいブルーも好きです。時間見つけて探してLINEでお写真送りますからお気に召したら商談したいです。エイトリータも見つけてみます。」
と言った。
「フルオーダーが私の自分の最後と思うからなかなかフルオーダーが決まらないんだわ」
と涙は内心思った。
祥子さんが私に社長より安いオーダーをやる御徒町の大きな宝石店を紹介してくれた。
CADで作る店だが、手作りの鍛造で作ると言い、プラチナからルースからメレダイヤまで用意してあるならオーダー料金は85,000円でいいと言うのだ。
私は田舎町の北海道の店は23万と言ったと言ったら
「ホントの手作りだと小さな店では、そのくらいかかるのが普通です。うちは大手ですから大丈夫です。」
と灯りという大宝石店の社長は胸を張って言った。
その頃、愛ちゃんが涙に大切な話があると真剣な意気込みで私を呼んだ。




