パヴェリング
サンセットライトで作ってもらうのは、オーダーでは持っているリングほとんどフルオーダーしてもらったが、お金のかからない枠入れの方法もあり、涙はたくさん枠入れもしてもらっている。
枠入れとは、手持ちのリングの石を抜いてもらい、同じ大きさの手持ちのルースをはめてもらう方法だ。
枠入れは4,000円くらいだ。
抜くのが難しいリングは、外し賃も取る時もある。
涙は、フリマサイトで買ったリングがやはりフリマサイトだから写真では青く見えたが来てみたら緑色で不満だった。
祥子さんにそのことを愚痴ったら中心のパライバを青いパライバに換えてプラチナリングの爪を18金にしてもらったら凄く映えますよ〜と言われた。
パライバを18金の爪でプラチナリングにはめている写真をいくつも祥子さんから見せてもらった。
18金の爪がパライバを引き立てる✨
サンセットライトでオーダーしたリングや枠入れしたものを写メり、祥子さんに送っているので、社長の腕前は祥子さんも称賛している。
北海道には、勿体無い技術を持っていると祥子さんは、よく社長のことを言う。
社長と言うより、職人さんとしての技術がスゴイ。
涙は、社長は30代で男性としても魅力があるので好きだが、宝石の職人さんみたいに変わっているところも社長にはあるので、怒らせないようにいつも神経使っている。
パヴェリングも真ん中の石は祥子さんの青いパライバ0.034ctを買い、18金の爪で社長に枠入れ頼んだ。
枠入れは頼んでから1週間で出来るが、やはり18金の爪だから1ヶ月かかった。
受取りの日、恐る恐る行ってみると、いつものように店の横のガラス張りの工房でサイズ直しの段階でキュルキュルと機械が回転する音がしていた。
とにかく、社長は直前まで取り掛からない。
受取りの日は、いつも最後の段階の詰めを工房で社長は作業している。
30分くらい待って受取りだ。
フリマサイトで買ったパヴェリングは、サイズが6号と涙の指には小さ過ぎ、9号にサイズUPも頼んだのだ。
社長がその細身の顔に切長の目で満面の笑みを浮かべて、
「出来上がりました」
と工房から出て来た。
18金の爪に青々としたストレートブルーのパライバが綺麗に光っている✨
涙は、改めて祥子さんの
「青いパライバに18金の爪は美しいですよ」
と言う言葉を確かに噛み締めた。
「社長、スゴイ✨美しいです‼️
ありがとうございます。」
「18金の爪にパライバってこんなにしっくり行くものなんですね、私もびっくりしました」
15,000円くらいお支払いだった。
18金爪もプラスだからだろう。
素晴らしい18金爪のリングが完成した❣️
まず、祥子さんにリングの写メを送った。
「スゴイ✨私の想像を超えて物凄くパライバの青が映えてる‼️
社長スゴイわ〜、田舎の北海道にこんなにいい腕の職人さんが居るなんて…。」
「私も驚いた!やっぱり祥子さんの見立ては素晴らしいわ✨
パライバが美しく青を強調してる!」
愛ちゃんにも見せた。
愛ちゃんの有頂天振りは凄かった。
「私、愛ちゃんに全て贈るつもりで作っているの。
最後のフルオーダーに1番賭けてるわ。」
愛ちゃんの顔が曇った。
「涙ちゃん、そんな先のこと考えたら大変よ。
でもパライバ頂いてもパライバのことで話す涙ちゃんが居ないのは、地獄よ。
私はお世話になっている涙ちゃんのためにこころを込めて何でもするけど…居なくならないで!」
と泣き崩れた。
私は愛ちゃんを悲しませるつもりは無かったのだが、あんまりそんな話はしてはいけないとはっきり悟った。
次は、フルオーダーだ。




