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波動~自衛官の俺が異世界の華天国を護るために戦った理由(わけ)~  作者: 脇田朝洋


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第17話 この世界の武器についても学ばないとな

 四暗はその後自分の部隊に帰って行った。

 ただ帰り際に俺に「月治を頼みます。あれは身内を戦で失った経験が初めてなので」と言い残した。


 俺は四暗に頷いた。

 自分に何ができるか分からないが月治は心に傷を負っている。そんな月治の力になりたい。


 そして四暗と別れた後、俺は風花を探した。


 武器調達部隊の隊長をやっている風花ならこの世界の武器についてよく知っているに違いないと思ったからだ。

 相手の武器によって俺が召喚する武器も変わってくる。


 人に聞きながら風花のいるテントに俺はやって来た。


「風花、いるか?賢一だけど話があるんだ」


 俺はテントの入り口から中に声をかける。

 するとぴょこっと風花がテントから顔を出した。


「私に話ですか?今は休憩中なので中にどうぞ」


 風花に招かれて俺は中に入る。

 するとテントの中は机と椅子と剣やら弓矢やらの武器が数点置かれていた。


「どうぞ、座ってください」


「ああ、ありがとう」


 俺は椅子に座る。

 風花はお茶を淹れてくれた。

 紅茶っぽい色だが何のお茶だろう。


「これは薬草茶です。朱里から分けてもらいました。どうぞ」


 風花はぴょこんと自分も椅子に座る。

 その仕草は小動物を思わせる。


 やっぱり風花って可愛いよなあ。


 俺は自分の邪な心を隠すようにお茶を飲んでみた。


 う~ん、ハーブティーみたいなものかなあ。


「朱里は薬草茶を作るのが趣味なのか?」


 俺は前に朱里に紫色の液体を飲まされたことを思い出した。


「朱里は火族の出身ですからね。火族は薬草を売って利益を得ている一族なんです。だから薬草に詳しいんですよ」


「なるほど。そうなのか」


「それで私に話とは?」


「ああ、この世界の武器について知りたくて」


「武器ですか?」


「例えば飛び道具って言えばどんな物がある?」


 風花は少し考えて答える。


「やっぱり主流は弓矢でしょうか。弓矢も種類があって華天国で主流なのはこんな弓です」


 そう言って風花は部屋の隅に置いてある長弓を持ち出した。


「これは戦闘用の弓で飛距離を各段に上げてある弓矢です。射程距離は約400mと言ったところでしょうか」


 俺は何気なく聞いていたが風花が「メートル」という単位を使っていることに驚く。


「風花、1mってどれくらいの距離だ?」


「これぐらいでしょうか」


 風花は両手を広げる。その距離感は日本と同じ距離感だ。

 日本と距離の名前と感覚が同じで助かるぜ。


「ローラン帝国軍の弓矢は横弓タイプで飛距離は長弓に敵いませんが威力は横弓のタイプの方があります」


 風花は横弓も見せてくれる。

 一見するとクロスボウのようだ。


 なるほどね、威力は向こうの方が上か。

 やはり弓隊を叩かないと話にならないようだ。


「後は小槍を投げる人間もいますが基本的には槍隊は突撃部隊です」


 ふむふむ。


「一番はやはり剣で戦うことが多いのか?」


「そうです。長剣や短剣などですね。後は騎馬隊と重騎士部隊が主な部隊ですね」


 騎馬隊は分かるが重騎士部隊ってなんだ?


「重騎士部隊ってどういう奴らだ?」


「重騎士っていうのは守備能力の高い甲冑をつけて殺傷能力の高い長剣で戦う部隊です。この甲冑は弓が貫通しませんし甲冑の重さで部隊の機動力は落ちますが接近戦では脅威になります」


 ってことは重騎士を貫通か爆破できるような武器が必要か。

 例えば「84mm無反動砲」か「携帯対戦車弾」だな。「迫撃砲」とか「重機関銃」もいいな。

 5・56mmや7・62mmじゃ弾かれちまう。


「華天国には霊力を持った人間がいるので彼らなら自らの剣に霊力を宿らせて重騎士の甲冑を切ることも可能ですけど、欠点はそれだけの霊力を持つ者が少ないってことですね」


 おっとここでファンタジー要素が出て来たぞ。


「その霊力というのは離れたところからの攻撃も可能なんだろ?」


 俺は前に月治に見せてもらった霊力を思い出す。


「可能ですが、やはりそれも霊力が高い人間じゃないと威力のあるものは飛ばせません」


 霊力に頼るのは危険そうだな。


「それにこれは最新の情報なのですがローラン帝国軍の本隊は大砲を持っているという情報があります」


「大砲だって!?」


 この世界にも銃火器類があったのか!?

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