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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

最初で最後のハンコウ

作者: 大城誠也

いじめ。

それ決していいことではない。

逆に悪い事。

そのくらいは誰もがわかっている。

でもなぜいじめは無くならないのか。

それは人間という生き物が愚かなだけだ。

優越感に浸りたい。

自分より下の存在がいる。

自分はまだ大丈夫だ。

そういった感情を抱くため、

安心感を求めていじめを行うことが多い。

僕はそう思う。


僕はいじめられていた。

だからこそ始めよう。

最初で最後であろうこの祭りを。

いじめられし者たちの嘆きを。

世界中にしらしめようではないか。












今日もだった。

暴力による支配。

権力による支配。

その日々は終わることはない。

そう【終わる】この事実をどれだけ待ち望んだか。

でもそんなものはやってこない。

できるのは痣や羞恥心に埋められていく心のみ。

だから決心した。

僕ら弱者の最大限できる反抗をしようじゃないか。

僕はそう思いパソコンを開けホームページを書いた。


自殺志願者へ

これは本当に死にたいと思った人だけ見てください。


終わりの日を迎えるためだけに集まりましょう。

そして弱者に救済なきこの世に救済を...





その日から一か月。

集まった人数は100人ちょっと。

まだ足りない。

僕はそう思いその人たちにも自殺志願者を集わせるよう言った。


一週間後には200人を超えた。

そしてどんどん増えていく。

終わりの日。

その日が決まる。

9月31日


集まった。

みんなで金を集めて10000人入りドームに集まった。

僕はドームにたち口を動かした。


「この世はあまりにも弱者に人権がない。

 趣味がみんなと違うだけ暴力そんなものあっていいか?

 よくない。

 障がいを持っているただそれだけでいじめられる。

 こんな腐りきった世の中に、

 綺麗事しか言わない政治家になんの意味がある?

 権力を行使し横領したりするクズはどうする?

 我らどうすることもできない。

 ゆえに救済が必要だ。

 見せようではないか我々ができる、

 最初で最後のハンコウを。

 手にナイフ持ったか!

 それじゃ死によってこの世は救済される!」


僕はそう言って首を手に持ったナイフで切り裂いた。







とある動画投稿サイト


そこには自らの手で死にゆく人々の姿だけがあった。

床は血で埋められ、

映るは死体のみ。

この行動で世界は狂った。

この場所以外でも似たようなな事件が起きたからだった。

自宅で死にゆくもに。

集まり死ぬもの。

世界で合計5000万人ほど犠牲になり。

社会問題となった。

たった一人の嘆きが、

たった一つだった雫が水たまりになり、

池になり湖になり川になりそして最後に海のように広まった。

そしてこの世には弱者に人権を弱者に救済行く。

こともなかった。

結局は欲にまみれたもので溢れ返ってあえしまった世界だった。

だが彼の行動は無駄ではなかった。

世界はほんの少しだけいい方向に向かって行くにだった。

彼の最初で最後の犯行は、

世界への反抗は失敗はしたものの、

次の世代を改善する一歩となったのだった。

この作品は決して自殺を支援するもではありません。

自殺は自分を殺す行為です。

でもこの作品を読んでいただいた人は、

いじめをしなくなればいいなと思いながら書きました。

文字数が少ないですけど、

最後までお読みありがとうございます。


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