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第七十五話 面白い奴から面白いし頼もしい奴に変わった!

ポッキーの日ですね。

私はポッキーよりトッポ派です。

母と妹はプリッツ派だそうです。


どうでもいい情報さーせん。

 藤堂を自宅まで送ってびっくりしたのが藤堂の家がデカかったこと。


「なんだ。おっぱいが大きい奴は家まで大きいのか。今度から大きい家は燃やしていこう」

「将来有望な放火魔だ。あとで一緒に自首しよな」


 その前に土屋に電話しなければ。真っ先に燃やされるぞあの豪邸。


「それにしてもさ、見事だったねー」

「なにが」

「とぼけんなよ! ガチギレしてたじゃん!」

「ガチギレしてたのは認めるが見事ではなかった」


 イジメ対処の不慣れさが浮き彫りになって超恥ずかしい。

 だから聞かれたくはなかった。


「どこから聞いてた」

「んー嘉川のインターハイが危うくなるところから?」

「序盤じゃねぇか」

「んで? 見事じゃなかったって? 恥ずかしい話?」

「まあ」

「聞かせたまえ!」


 こいつ。人の不幸だと思って目輝かせやがって。

 近藤の瞳はいつになく輝いていた。


「話聞いてたなら分かるだろ」

「分からん。教えろ」

「俺は法律の観点からしか話してない。……藤堂がどんな人間かっていうのを知らなかった」

「え、それ必要?」


 土屋の時と比べれば雑さは一目瞭然。土屋の場合は場が整えてあったから余計やりやすかったのもあったけど。全て計画だったわけだし。

 それでも初めて藤堂の異変に気が付いたのは四日前。

 四日もあれば多少なり情報を集められたはずだ。それを怠った俺の落ち度。


「はえーあれでもダメなんだ」

「そうだな。藤堂の安全を考えるなら徹底的にやった方がよかった」

「まあ、でも仕方ないんじゃない? 突発的なことだったしさ。わたしは凄いと思ったよ?」

「そりゃどーも」

「もっと胸張れって! ピンチだったクラスメイトを救ったんだからよ!」


 一回気付くと気になっちゃうのが俺の癖。

 これで藤堂が更なる被害にあったら藤堂の両親に合わせる顔がない。


「ああそうだ。このことは先生にも鮫島にも秘密だぞ」

「なんで。恵ちゃんそんなこと言ってなかったけど」

「土屋が言ってただろうが、「恥ずかしい。劣等感を感じる」って」

「よく覚えてんね」

「藤堂の意思がどうかは知らないが本人が直接言うまで内緒だ」

「オッケー」


 あくまで本人の意思を尊重しなければならない。

 俺達は部外者で情報がまるで足りない。


 藤堂の家は俺達の家とは逆方向にあり帰るにはかなり時間がかかる。

 近藤を送っていくとなると更にだ。

 電車に乗って来た道を戻っていく。


「鷹山さ。キレてたことは認めるんよね?」

「ん。ああまあ」

「なんで? わたしがどんなことしても本気で怒ったことないじゃん?」


 それは近藤のやることが幼稚で怒る気がしないからだが?

 前にも言ったと思ったけど土屋にだけだったか。


「俺が怒る基準は誰かを傷つけたかだ。近藤が鮫島や土屋、他の誰かを故意に傷つければ俺は怒る」

「鷹山自身は?」

「ある程度なら耐えられる」

「ばーか! 非リア! 陰キャ! 童貞! 女誑し!」

「それくらいなら許せるな」

「わたしの処女返して!」

「それは許さん」


 事も重さという物が違うからね。少なくとも電車内で言わないでほしい。

 なによりおかしいのが俺は近藤とそんな関係になった覚えはない。


「怒るじゃん」

「訂正しただけだ」


 頬を抑えた近藤にジト目を向けられた。

 事実を捻じ曲げられたら誰だって怒るし訂正もすると思う。


「わたし今回で鷹山の見方変わったわ」

「そうか。具体的にどう変わったんだ?」

「面白い奴から面白いし頼もしい奴に変わった! あ、でも恋愛対象にはならないかな」

「そうかい。ならどんな人なら対象になるんだ?」


 そういえば近藤のタイプを聞いてなかったな。


「ん? そりゃ勿論かっこよくて面白くて甘やしてくれる人。鷹山は……甘やかしてくれなさそう」

「調子乗るだろうが」


 だからだよ。 


これは完全なる言い訳なので興味ないという方は読んでいただきありがとうござます。

そのままブラウザバックなどしていただければと思います。


先日、この作品が長いとの感想をいただきました。ありがとうございます。

ワイトもそう思います。前作の話をしますが、前作では七十話辺りは夏休み後半でしたね。

しかし現状夏休みの話題すら出ていない状況です。


なぜこんな長いのかといいますと、しっかりと伏線や物語の進行を見せたいというのがあります。

なろうの風習よろしくハイテンポでヒロイン即落ちのウハウハハーレム問題なんて一話で解決! とやるのも嫌いじゃないんですが、それだとやはりご都合主義が必要になってくるわけです。


作品を作る上で大切にしていることは、問いに答えられるということです。

「なぜヒロインは主人公を好きになったのか」や「なぜ問題を解決できたのか」という問いに対しての回答がこの長さなのです。

これでもフィクションだからと甘えて段階をすっ飛ばしたりしています。

現実でイジメ問題や土屋夏帆のような事情に関わろうとすると軽く三か月は要します。それでいい方向に行けば御の字といったところです。


それを如何にして短く分かりやすく、出来るだけ情報を持って伝えられるかという試行錯誤の連続であります

不自然な話の流れや急な展開というのはインパクトはありますが、あまり見ていて気持ちのいいものではありません。

なろう作品が叩かれる原因でもあります。


それらを極力なくし、流れが自然になるように書いているので長くなってしまったのです。


長々としてきたのでまとめます。


書くのが楽しすぎるのが悪い。


現場からは以上です。

ただ、どんなに長いと言われても! 水着回だけはやる! 作家魂に賭けて。

ここまで読んでくださったのなら、お付き合いいただきありがとうございます。


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