9話
シンに話によると、このダンジョンの守護の為に神によって1000年前に創り出されたらしい。恐らくこれは神がこのダンジョンでのレベル上げを防ぐためだろう。どういうつもりか知らないが神は人類にあまり優しくないようだ。そして次に、衝撃的事実を告げられた。なんと、守護を任されてからの1000年間暇つぶしにモンスターを狩った際にドロップしたアイテムが全て保管されているらしい。
俺は早速その場所に案内してもらった。
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とある王国
その部屋には大きな魔法陣が輝いており、その周りを魔法使いらしきローブの男達がその魔法陣に魔力を送っていた。
しばらくすると、魔法陣がより一層強く輝きを放った。
その輝きが治まるとそこには呆然とした顔の少年と少女が立っていた。
「おぉ!遂に成功致しましたぞ!今すぐ王に連絡を」
初老の男がそう言い、部下らしき男に王に連絡をさせに向かわせた。
「勇者様方、詳しい説明は玉座の間にて説明致しますので、とりあえずついてきて頂けますでしょうか?」
そう言われた少年少女は困惑しながらもうなずく。
少年少女と初老の男が玉座の間に着くと王らしき男が玉座に座っていた。
「ふむ、報告せよ」
「はい。私共は遂に勇者召喚に成功致しました。」そう言い初老の男が跪く。
「ではそなたらが此度の勇者召喚に応じてくれたものかな?」
「王様、あの僕達は今の状況がいまいち分からないので説明していただけると嬉しいのですが」
勇気を出して少年はそう言った。
「フハハハハハハ確かにそうであるな。
いやすまない。そなたらもそこまで畏まらんでよい。」
王は楽しそうに言った。
もう1話勇者召喚の話続きます。