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叛逆者は嗤う  作者: 咲間 悠紀斗
一章 降臨
8/15

8話

とりあえず俺は自分に強化魔法と強化スキル、そしてある技を発動させた。

まず様子見にと白狐に対し一瞬で距離を詰め掌底を突き出す。しかし突き出したそこには既に白狐はおず、いつの間にか背後に移動していた。やはりレベル差が大きいな。しかし向こうからなにか仕掛けるでもなく、ただ避けただけだ。ひとまず力の差を確認したのでそろそろ本気を出そう。俺は手を伸ばすとその先の空間が歪み、そこからドス黒いオーラを出している黒い刃の長剣が出てきた。この剣は『偽神(アケイディオス)』と言い、俺の持つ武器の中でも最も攻撃力、強化力に優れた武器だ。俺の普段使っている『千変万化』が万能型だとすると、『偽神(アケイディオス)』は攻撃特化型だ。

俺は『偽神(アケイディオス)』を手にすると、さっきの倍以上の速さで白狐に近づくと滅剣士のスキル【ドラウプニル】を使い、思い切り斬りかかった。当然、避けかけられるがその瞬間、刃の部分から斬撃が飛び出し白狐の体に一太刀浴びせた。そして向こうも着地をするとこちらに向かって吠えてきた。その衝撃波で周りの壁吹き飛び、普通のモンスターでは即死の攻撃を放ってきた。だがそんなもの俺には効くはずもない。なぜなら先程戦闘前に発動させていたスキルの一つ相手のスキルを一定時間無効というチートスキルを使っていた。しかしこれはクールタイムが長く、2時間もあるのであまり使うことのないスキルだ。そして俺はもう一度先程の更に2倍の速さで白狐に何度も斬りかかった。白狐は戦闘慣れしていないのか、あまりこちらに反応出来ていなかった。そして百ほど斬撃を食らわしたところで、白狐は地面に倒れ込み、動けなくなっていた。そこで俺はこの白狐を仲間にするための準備に入った。俺は使い魔にするために必要な物をインベントリから取り出す。ここで使い魔専門の者ならばこんなアイテムを使わなくてもすぐにテイムできるのだろうが、生憎俺は使い魔専門では無いからな。

使い魔にするために必要な条件の一つ、相手の同意か、生命力の9割減を達成するというものがあるが、これは恐らく達成していると思う。なぜならばそれはゲームの公式設定の中にモンスターは生命力が残り1割になるとスタンするというものがあった。今の状況が多分それだと思う。俺は白狐に俺の魔力を込めたイヤリングをつける。すると白狐が突然苦しみもがき出した。やべ!なんかミスったか?俺は不安になりながらもその様子を眺めていると、急に白狐が大人しくなった。そしてついでに毛も黒くなった。そして俺の顔を見ると、ハッハッと息を吐きながら寄ってきて頭を擦りつけてきた。

「わ!ちょっ!ちょっと待て一回離れて整理させてくれ!」

俺がそう言うと名残りおしそうな顔をして離れた。おい待て、待ってくれ。これは俺が悪いのか?とりあえず白狐であったものを眼で見た。

ーーーーーーーーー

名:???

種族:堕天獣

称号:堕天王の使い魔・堕天せし者

Lv:8000

生命力:8500000

魔力:650000

攻撃力:950000

防御力:250000

敏捷力:999999

装備:使い魔のイヤリングΧ(全ステータス10%up)

ーーーーーーーーー

やべぇ…とにかくやべぇ…敏捷力とか俺より速いし、さっき見たよりレベルが高くなってらっしゃる。さらになんか種族自体が変わってる。そして極めつけにただの使い魔のイヤリングがなにか変質しちゃってる。そんな俺ってヤバいの?

あぁ、驚きすぎて語彙力が酷いことに。

まぁそこはもういいや悩むのをやめよう。俺はそう自分に言い聞かせた。

「じゃあ、名前付けなきゃな。んー、じゃあシンな」俺はそう言うとシンは喜んだ顔をして「はい、ありがとうございます主様」と言った。そう喋ったのだ。

「ん?お前喋れたの?」

「はい、これでも神獣でしたのでこの世界の言葉はひと通り喋れました。」

そんな…俺は神獣が喋るなんて聞いてないぞ。ゲームの時は神獣は有無を言わずひたすら攻撃をして来るモンスターだったのに。やはり色々とゲームとは違う部分が出てくるな。

まぁいい、とりあえず俺はシンにここの事について色々と聞き出すことにした。




頑張りました。

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