7話
俺は対峙している怒りの鎧に少し驚きを感じていた。少し手加減をしていたとはいえ、今のスピードに付いてこられるレベルでは無かったはずだ。恐らくゲームの時とは少し見方を変えた方が良さそうだ。レベルの差は経験で埋められる。ならばそれを超える力で捻じふせればいいだけだ。俺はさらに全身に魔力を張り巡らせる。その余波だけで怒りの鎧の体をギシギシと音を立てて軋ませる。そして俺は一瞬で目の前まで移動し、相手の顔と体に1発ずつ食らわせる。すると怒りの鎧の全身が消し飛び、さらに奥にあった扉を吹き飛ばした。一方、俺は思ったより力が出過ぎて焦っていた。やべぇ、いい感じの勝負出来たからちょっと本気出したらやりすぎちゃったよ。でもこの扉の奥の空間はなんだ?この道は無かったはずだからここは新しいBOSS部屋か?まぁ悩むより先に行ったほうが早いな。だが妙にこの奥は懐かしい雰囲気を感じるのは何故だろうか。扉の奥は特に何も無くただただ広い空間が広がっているだけだった。
俺はなにか無いかと探索していると突然背後から気配を感じた。俺は後ろを見るとそこには空間の歪みから姿を現している白い毛の狐がいた。
咄嗟に眼を使い白狐を視る。
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神獣種(白狐)
Lv 6500
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丁度いい、これはいい戦力強化になりそうだな。
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