6話
よろしくです
俺は近くの森にあるダンジョンに来ていた。ゲーム時代はこのダンジョンにはよくお世話になった。何故ならこのダンジョンはレベルが絶対1上がる不思議○アメ
と同じ効果を持つアイテムが一定確率で落ちるからだ。難易度もそこそこという絶好の狩場で低レベルから高レベルまでみんなの人気スポットで24時間どの時間に行っても絶対人がいる様なところだった。しかし、このダンジョンに入るには特別な方法が必要だった。
そんなことを考えながら歩いているとちょうど目的のダンジョンの入り口に着いた。
俺は目の前の崖の一部に魔力を通す。
するとゴゴゴゴゴ…という音を立てながら崖の一部に穴が開いた。
俺はその穴の中に入っていく。
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???側
「はい、確かに確認しました。あれは“黒翼四天”の吸血王と妖精王でした。」
そう言い、頭に角が生えていて肌の色が薄灰色の男が目の前の玉座に座る男に対してひざまづいていた。
「ほう、では堕天王が復活した可能性もあるのだな?」
男は不敵な笑みを浮かべながらひざまづく男に問う。
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俺はダンジョンのかなり奥まで来ていた。今のところ超薬(例の不思議○アメ)は1つも落ちていなかった。というかあまりモンスターにあっていなかった。
感覚的に周りにモンスターがいるのはわかるのだが、何故か避けられている。
ん?今までに見たことがない道がある。
このダンジョンは何千何万も通っていたので流石にマップは頭に入っている。
だがその記憶に無いということは俺がいなかった間に新たに出来た道なのだろうか?俺はとりあえずその道を進んでいく。
突然俺の危機感知に何かが引っかかった。俺は咄嗟に後ろへバックステップで回避する。すると俺がさっきいたところにはクレーターができておりその中心に黒い鎧のゴーレムがいた。
これは見たことがある。
特別イベントの高難易度ダンジョンの途中に出てくる動く鎧の最上位種の1つの怒りの鎧だ。確かレベルが1000もあった気がする。一応鑑定する。
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怒りの鎧
Lv 2100
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余談だが、モンスターは鑑定はレベルと名前しか出ない。いや、それにしても予想外だった。レベルが1000?すみません前言撤回させていただこう。これはこのダンジョンのレベルでは無い明らかに普通の人では勝てないだろう。
もしかしたらモンスターは俺じゃなくてこれを避けていたのかな?だとしたら恥ずかしいな、これだとなんか勝手に強者ぶってる痛いやつだからな。
そんなことを考えながらも空間を歪ませるほどの魔力を手に込めて臨戦態勢へと移る。
向こうも剣に魔力を纏わせ準備をしていた。だがそんな時間も一瞬、次の瞬間に2つの魔力がぶつかり合い周りの壁に罅を入れていた。そんな衝突が何回か続き互いが元の位置に戻る。
怒りの鎧は剣が半ばで折れておりその黒い鎧にもところどころ欠けているところや罅などが入っていた。一方でアイビスには1つの傷もなくただ悠然と立っていた。
少し文章を変えました
感想をドシドシください。OIZ