4話
今回は短めです。
森に入ると早速依頼のゴブリンが10匹ほど出てきた。
俺は試しにスキルの一つの『瘴気』を発動させた。すると俺の体から黒いモヤの様なものが出てくると目の前のゴブリンが一斉に苦しみだし口から泡を出して死んだ。
「まぁこんなものか」
俺は特に何かを期待してたわけでもないので然程何も感じず今のスキルについて考察していた。
元々瘴気というスキルは相手に状態異常を絶対に与えるという常時発生型スキルだ。普段はOFFにすることも出来る。
そして相手との力の差が大きければ大きいほど即死の確率が上がるというスキルだったが今のを見る限り確率というより確定死の様だった。
この様子だとスキルや魔法によっては威力が上がってたり周りに与える影響が大きくなっているものもあるだろう。
やはり空撃ちでは分からなかった事だ。
◇◆◇◆
あれからゴブリンの依頼の討伐数は達成したのでなるべく早く昇格したいので強敵を探していた。
すると丁度いい所にワイバーンが空を飛んでいるのが見えた。
「丁度いい『天地逆転』」
俺が魔法を放つとワイバーンは落ちていった。この魔法は重力の逆転という効果の魔法だがもちろん本当に逆転出来るはずもなく1種の幻惑魔法だ。もっと上の魔法には重力を操るものがあるがそんなもの使わなくてもワイバーン程度勝てる。
俺はワイバーンが落ちた方へ向かってワイバーンに止めをさすと、事前に貰っていたモンスターの売却可能部位を剥ぎ取ると街へ戻った。
宣伝ですが、自分のもう一つの作品の「機械王子の転生譚」も是非見てください。
次はそちらの方も挙げようと思っているので、是非感想を下さい