3話
転移するとすぐ目の前に10mぐらいの壁が建っていた。
早速街に入る為に門へ向かった。
門番に街に入りたいと伝えると入門税として銅貨1枚と犯罪者では無いという確認と用紙に名前を書くということが必要だった。聞くと一度名前を書いたら入門税が免除されるそうだ。もちろん犯罪を起こせば入れなくなるが。
俺はそれらをさっさと済ますと情報収集する時にいい所はないだろうかと聞くと、ある一つの店を紹介された。
早速その店に行くと店の外観はかなり古めだったが店の中に入ってみるとしっかり手入れのされた綺麗な内装だった。
俺はカウンター席につくとこの店の店主らしい厳ついおっさんに情報が欲しいと言うとおっさんは目だけを動かし俺を品定めするかのような視線を向けながら
金はあるのかと言ってきた。
幸いこの世界の金はゲームと同じようなので有り余るほどある。なので俺は頷いた。そして用件を話した。
「まず世界情勢についてだがこの大陸から西の大陸で魔王連合軍が結成されて他の大陸に侵攻を繰り返している。近づかない方が身のためだな。そしてこの大陸も侵攻によりいくつかの国が無くなったが遥か昔存在していたと言われる堕天王様の加護によって防ぎきれているがそれも時間の問題だろう。
他の大陸では殆どが侵略されてしまった大陸もある。」
「堕天王様についてもう少し詳しく教えてくれ」
「あまり詳しくは分からないが遥か昔にこの大陸を治めていた方だそうだ。なんでも2500年ほど前だとか」
なるほどかなり時間が経っているようだ。
俺は情報料を払い店を出た。
聞きたいことが少しわかった。
さっき聞いたことを他のみんなにも言い、注意するように言っておいた。
他のみんなももう少しで街に着くそうだ。
俺はこの世界のレベルを確かめるためにモンスター討伐に行くと決め、まず冒険者組合所へ向かった。なぜならどうせモンスター討伐するなら依頼を請け負ってついでに金を得ようという策だ。それに高ランクになることによってより情報も集めやすくなるだろうし一石三鳥だ。
予めおっさんに聞いていた通りだった。
ランクはG.F.E.D.C.B.A.S.Xと言うふうに分かれているそうだ
ランクは実力によって分けられているから低いうちはしょぼい依頼しかない。
だが実力のあるものならすぐに上がることが出来るらしい。最速で一ヶ月でS級まで上がったらしい。その人は英雄と呼ばれている。という事だから俺は適当に依頼を取り請けると森へ向かった。
依頼を完遂し適当に強そうなモンスターを討伐すればどうせすぐに上がると思ったからだ。手加減しなければな。依頼はともかく請けていないモンスターを倒したと言うには証拠がいる。というような事を考えながら歩いていた。
今日はもう1話挙げれたら挙げます
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次回、戦闘回