11話
俺はレイが貯めていたアイテムを全てインベントリに入れると街に戻った。
まずは要らないアイテムを全て売却する為に冒険者組合に来ていた。
俺には要らないアイテムでも今の人達には必要な物なのか中々いい値段で売れるものも多かった。おかげでかなりの金額の金とランクがAに上がるというまさに一石二鳥だった。
その後は一度城へ戻り、装備を見直し今度は西の方にある港町へ向かうことにした。
城の玉座の間に転移すると、ルシファーが跪いていた。
やはりここは主としての態度を見せないとな。
「ルシファーよ、大変ご苦労だった。少しの間ここで寛いでから再び調査へ向かう。引き続き頼んだぞ。」
「いえ、この身に余る幸せ今後も一層気合を入れて護らせていただきます。」
そう言い深く礼をした。
「それと新たに仲間に加わった。レイだ。仲良くしてやってくれ。」
「分かりました。よろしくお願いしますレイ。」
「こちらこそよろしく頼む」
よし早速倉庫に向かうか。
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???側
「やはり撃退されたか。」
「はい、しかし情報も集まりました。
その他の大陸でも“黒翼四天”が確認できました。しかし近づきすぎると気づかれる恐れがあるのでかなり遠方からの確認でしたのではっきりとは言い難いのですが、恐らく99%以上の確率で堕天王は復活していると思います。」
二人の男がそう言い合っていた。
普通の人間はそこにいるだけで死んでしまうのではないだろうかというぐらいの威圧が二人から出ていた。
短いですがすみません。
コンスタンスに出していくつもりなので、是非よろしくお願いします。
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