10話
放課後ぼーっと校庭を見ていると突然目の前が暗くなって気が付いたら見たことのない服を着た人達に囲まれていた。
それに横にはよく知らないが同じ学校の制服の女の子が僕と同じように困惑していた。初老の男がこちらに向かってきた。これから王様の所に行くらしい。
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王様から詳しい説明を聞くと、この世界で魔王が現れて世界を滅ぼそうと企んでいるから僕達を喚んだそうだ。
それにしても僕達のような平和な世界で過ごしていた人が突然戦える訳ないと王様に問いかけると驚くべき返答が返ってきた。
「それについては大丈夫なはずだ。
勇者には突然の召喚の代償に特別な力の授与と大幅な能力値の上昇が成されているらしい。確か勇者にはステータスが見れる力があるとかないとか。とりあえず試してみてほしい。」
僕は心の中でステータスが見たいと思うと頭の中に突然情報が入ってきた。自分だけでなく周りの人の情報も理解出来た。目で見えた範囲の人の情報が分かるようだ。
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名：斉藤 遊馬
職業：無
Lv：1
称号：召喚されし勇者（全ステータス10%UP）・宿命を負うもの（防御力・攻撃力2倍）
生命力：1200
魔力：2400
攻撃力：200
防御力：400
敏捷力：300
装備：制服（防御力+10）
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名：高野 咲
職業：無
Lv：1
称号：召喚されし勇者（全ステータス10%UP）・宿命を負うもの（防御力・攻撃力2倍）
生命力：1000
魔力：3100
攻撃力：200
防御力：200
敏捷力：1300
装備：制服（防御力+10）
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名：オーベスト・ペルツァー
職業：王
Lv：12
称号：一国の王（生命力+100）
生命力：1300
魔力：200
攻撃力：100
防御力：300
敏捷力：250
装備：王の服セット（防御力+50）
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名：ウィルソン
職業：騎士
Lv：89
称号：王の右腕（ステータスダウン無効）・近衛兵士長（攻撃力+500）
生命力：3200
魔力：400
攻撃力：3500
防御力：2400
敏捷力：3200
装備：風神の槍（攻撃力+2000）
風天の鎧（防御力+2000）
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自分達のステータスはLv1にしてはかなり破格の強さみたいだ。
これなら何とか生きていけそうだ。
隣の女の子も驚いているようだった。
あの後も色々と説明もあったが、軽く纏めると魔王を倒す為まずは力の差を埋める為にそれぞれ特訓をする事になった。
感想を是非よろしくお願いします。
自分のもう一つの作品の『機械王子の冒険譚』もよろしくお願いします。
