表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

97/188

第96話

頭領と、戦闘員は、いつでも小料理屋に到着した。


頭領がドアを開けると「いらっしゃいませ。いつもありがとうございます。」と丁寧に言い、迎い入れたのは、なんと腰痛だと思った敏郎だった。


頭領と戦闘員は、啞然(あぜん)とした。


頭領と戦闘員を席に案内した敏郎は「お越しいただきありがとうございます。今日は何にいたしますか?」と笑顔で、丁寧に尋ねて、一礼までできた。


あっけにとられている頭領は「あっ・・・。えーと・・・。ビールと焼き餃子をお願いします。」と、ぎこちなく言って、注文した。


敏郎は「ありがとうございます。何か他に、ご注文ございますか?」と丁寧に尋ねた。


頭領は「あ・・・。はい・・・。また後で、お願いします・・・。」と、またしても、ぎこちなく答えた。


敏郎は「ありがとうございます。では、失礼いたします。」と言って、腰を曲げて、深々と頭を下げた。


これには、頭領と戦闘員は、度肝を抜かれた。


テーブル席で、頭領と戦闘員は、しばらく、敏郎の動作を姑根性(しゅうとめこんじょう)のように、あらを探すように、逐一(ちくいち)観察した。


敏郎は頭を下げても、普通にスムーズに行動していた。頭領と戦闘員は、敏郎の腰を見た。しかし、腰には、痛みもなさそうだった。なんの負担もなさそうだった。


頭領と戦闘員は、あっけにとられていた。まるで(きつね)につままれたようだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ