第95話
敏郎が活躍した、その日、頭領と、いつもの戦闘員は、話しながら、いつでも小料理屋に向かって歩いていた。
頭領が「クソー!敏郎のやつ!ワシの可愛いフランケンシュタイン怪人を壊しやがって!修理するのに、時間がかかりそうだ!この恨み、どう晴らすべきか!おのれ!敏郎のやつ!今に見ておれ!今度会ったら、ただじゃおかないぞ!」と腹立たしそうだった。
戦闘員が頭領に「頭領!敏郎は、無理がたたって、どうも腰痛のようでしたね!かなり痛がってましたよ!しかし、あの怒り方は尋常じゃなかったですよね!怒りが頂点に達した時、怒りが爆発になり、暴れまくるんでしょうね!そういえば、千鶴もあんな感じですね!やはり、血は争えませんね!恐ろしい種族です!」
頭領が「一時は、千鶴より戦闘能力があるように見えたなあ!まあ、あの腰痛の様子では、復帰は難しそうだな!戦闘は、もちろん、いつでも小料理屋で、バイトすることもできないな!ざまあみろ!」と余裕で、笑った。
戦闘員も頭領に「そりゃあ、そうですよ!頭領の読み通り、たぶん、これからの戦闘も参戦は無理でしょうね!安心していいですよ!敏郎も千鶴も不在で、エコーズは存続の危機ですね!逆に、うまい具合に僕たちに運が回ってきましたよ!」
頭領と、いつもの戦闘員は、今度こそ、エコーズ壊滅に追い込めると思っていた。
しかし、その考えは、甘かった・・・。




