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第94話

すかさず、敏郎は、倒れたフランケンシュタイン怪人のトドメに、かかと落としをやった。素晴らしい技だった。


敏郎は愛着のあるゲートボールのスティックを折られて、怒りがとどまることがなく、最後のかかと落としで、スティックの敵討(かたきう)ちをしたつもりだった。


しかし、その直後、敏郎に異変が起こった。“グキッ”と、敏郎の腰に激痛が走った。敏郎は無言だったが、激痛で、顔がかなり引きつっていた。そして、倒れたフランケンシュタイン怪人の横で、敏郎も、膝から座り込んだ。


それを見た健は、敏郎は動けないと判断し、阿蘭と一緒に、敏郎を救出することにした。まず2人で、敏郎を引きずり、自分たちチームの位置まで、連れ帰った。そして、健が手伝って、阿蘭の背中に、すかさず、敏郎を背負わせた。


楓梨は、3人に駆け寄った。「大丈夫ですか?」と敏郎に、尋ねて心配した。


敏郎は、答えず、無言だった。この時、あまりの激痛で、敏郎は楓梨の質問に答えることができなかった。


そして、エコーズ4人は、引き上げていった。


頭領は、バイト戦闘員に、ほうきと、ちりとりを持って来させた。そして、頭領は、ガッカリしながら、フランケンシュタイン怪人のボルトとネジを拾い集めた。


頭領は、いつもの戦闘員に「なんてことだ・・・。なんてことだ・・・。ワシの自信作が・・・。悪夢だ・・・。」


いつもの戦闘員が頭領に「頭領!気落ちしないでください!また修理して怪人を再生してください!頭領ならできます!」と励ました。


頭領は「うん。うん。おぬし、泣かせるのう!こんなワシに、いつもそばにいてくれて、うれしいぞ!」と涙をぬぐいながら感激した。


そして、頭領と戦闘員たちは、消えた。


エコーズとデビルグリードの壮絶な戦いだった。

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