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第88話

楓梨がビールのコップと、しめさばの皿を下げにきた。


そして、次に、楓梨が焼き飯と味噌汁を運んできた。


頭領に楓梨は「お待たせしました!ご注文の焼き飯と味噌汁です!他に、何かご注文はありますか?」


頭領は「ありがとう!また何かあったら頼むよ!」と楓梨に伝えた。


楓梨は、またしても機嫌よく厨房の方に戻って行った。


戦闘員が頭領に「しかし、今日の敏郎のゲートボール攻撃は、すさまじいものがありましたね!しかも、二刀流なので、恐ろしかったですね!本人は宮本武蔵気取りなんでしょうか?」


頭領も戦闘員に「まあ、入団早々なので、気合が入っていたんじゃないか?無理して、腰痛にでもならなかったらいいがな。年寄りの冷や水とかいうからな。」と笑って余裕だった。


戦闘員は「敏郎は、宮本武蔵なら、僕なんて、イケメンの佐々木小次郎なんてのはどうですかね?」


頭領は「おぬし、なかなか、いいとこどりだなあ!」


戦闘員は「戦いで、今度やったら、面白いでしょうか?長い刀を背負って、登場なんかアリですよね!」


頭領は「へぇー!面白いのう!あれ?しかし、よく考えたら、佐々木小次郎は負けてしまうんじゃなかったっけ?」


戦闘員は「あっ!それもそうでした!そのことに全く気が付いていませんでした!僕としたことが失言しました!」


頭領は「ハハハハハ!」


頭領と戦闘員は、いつも通り、2人で盛り上がっていた。

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