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第81話
頭領は敏郎が運んできた塩焼きそばを食べた。
頭領は「この塩焼きそば、うまいね!いつも家で食べてるソース味もいいけど、塩味もイケるね!後味が塩で引き締まった感じだよ!豚肉やキャベツとも塩は合うね!焼きそばに、かけてあるマヨネーズも酸っぱくて、塩味の焼きそばに絡まると、うまいよ!」と塩焼きそばの感想だった。
戦闘員も「本当に、そうですね!しかし、この焼きそばの塩味、なかなかイケてますよ!マジで、やめられませんね!」
頭領は「その通りだけど、おぬしも、うまそうに食べるなあ!」と戦闘員に笑いながら褒めた。
戦闘員も「恐縮です!ありがとうございます!いや~、今晩は、楽しいですね!気分がいいですよ!今日ほど、頭領に、お供して、このいつでも小料理屋に連れて来ていただき、来た甲斐がありました!ありがとうございます!」
頭領は「ふんふん!よいのよいの!」と浮かれていた。頭領の言葉は、なんだか時代錯誤で、甚だしかった。
頭領と戦闘員は、この日、千鶴が、しばらく不在なので、2人で盛り上がっていた。うまくいけば、エコーズを壊滅に追い込めると、確信していた。




