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第76話

敏郎が頭領と戦闘員にオーダーをやっと聞きに来た。


頭領は敏郎に「とりあえず、赤ワインとサーモンとクリームチーズのカルパッチョを2人前頼むよ。」と頼んだ。


頭領は、前祝いで、アルコールは、赤ワインにした。ハイカラだった。


敏郎は、それに応えて「ありがとうございます。うけたまわりました。」と言って、丁寧に頭を下げて厨房に戻った。


戦闘員が頭領に「驚きましたね!ものすごく丁寧ですね!ホテルのフロントの人みたいに丁寧ですね!なんか自分が偉いように錯覚しましたよ!」


頭領が「本当に、そうだな!おぬしの言う通りじゃ!ま、いっか。いずれにしても、千鶴が不在では、エコーズも終わりだしな!」と笑いながら、それを言った時だった。


厨房で健が千鶴の祖父のことを「敏郎さん。」と呼んだ。


頭領は、それを小耳に挟んだ。


頭領は、戦闘員に「あいつ、さっきも自己紹介してたけど、敏郎っていう名前なんだな。健も阿蘭も敏郎が来て、店も、うまく回転しているようだな。店にとって、敏郎は大いに戦力になっているようだな。」


頭領は千鶴が抜けたエコーズが壊滅すると思い込んでいたので、店が存続するのだけは見逃してやろうと思って寛大な気持ちになっていた。余裕の頭領だった。


戦闘員が「気のせいか、楓梨、いつもより、うれしそうですね!」


頭領は「そりゃそうだ!あの百合(千鶴)がいなくて、うれしいんだな!その気持ち、ワシも痛いほどわかるぞ!」


頭領の言う通りだとすれば、千鶴は敵にも味方にも嫌われていることになる。

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