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第65話
そのコインランドリーで、健と阿蘭は、山盛りの洗濯物を各々洗濯機に入れて、蓋を閉めて、お金を入れた。
洗濯機は、“ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ”という音がして、洗濯を始めた。
健は阿蘭に「1時間で、乾燥までやってくれるんだから、干したりしなくて、手間が省けて、うれしいね!」
阿蘭も健に「また洗濯物を取りに来るのも面倒だから、ここで、終わるまで待とうぜ!スマホでも見てたら、暇つぶしできるもんな!」
健も阿蘭に「それは、ナイスアイディア!ここにあるイスにでも座って、スマホ見て待とうぜ!インターネットのニュースを見た後に、スマホゲームでもしようかな?」
健と阿蘭は洗濯物が乾くまで、居座ろうとした。
いつもの戦闘員が健と阿蘭が客でいるのに気が付いた。いつもの戦闘員は、コインランドリーの両替機の小銭の補充のために店内に入ろうとして、ガラス越しに気が付いた。
いつもの戦闘員は併設している隣にあるクリーニング店に慌てて走り込んだ。




