第45話
健が、大人のお子様ランチを頭領と戦闘員に運んできた。
健が「お待たせしました!大人のパフェは食後にしますか?」と聞いた。
頭領が「ああ!そうしてよ!それにしても、うまそうだね!添えられているマヨネーズ、ここのメーカーのは、ワシ、大好きなんだよ!」
頭領が言ったのは、健たちが買ったスーパーの目玉商品のマヨネーズのことだった。
健が「あれ?なんで、このマヨネーズのことをご存じなんでしょうか?」と何気なく尋ねた。
頭領が「ええっ!?」と言い、「あっ、いや、それは・・・、いつも自分で家で食べているマヨネーズと同じ味だから、そのメーカーだと思ったんだよ!」と苦し紛れに答えた。
戦闘員も「そうです!僕も、このメーカーのマヨネーズ、大好きなんです!」と補足して、頭領をフォローした。
健は「いつものマヨネーズも美味しいんですが、今日から、メーカーを変えてみました!食べてみてください!」
そう言うと、健は厨房に戻って行った。
戦闘員が頭領に「危なかったですね!しかし、メーカーを変えたとか言ってましたが、安い商品に変えただけですよね!物も言いようですね!」
頭領も「冷や汗をかいた・・・。あくまでも、経営にこだわっているやつだな!しかし、目玉商品のマヨネーズは、うまいな!」と、しみじみとした感想を述べた。




