第42話
その時、スーパーの男性従業員がマヨネーズとポン酢の購入の整理券を配りに来た。
健たち4人の後、何人かで整理券は無くなった。
健たち4人は、一斉に「わ~い!整理券を手に入れたぞ~!」とか「今日は、運がいい!整理券を手に入れたー!」とか「マヨネーズとポン酢をこれで買える!ラッキー!」と、それぞれ整理券を手に入れた喜びに浸っていた。
スーパーの店内の隅で、頭領と、いつもの戦闘員が普段の洋服を着て健たち4人を見ていた。
いつもの戦闘員が「エコーズの4人は、ふざけてますね!整理券を手に入れて4人、大喜びしていますが、その後ろに並んでいる人は整理券をもらえなかったのに、自分たちだけ喜んでいるような呆れたやつらですね!」
頭領も「その通りだ!正義のヒーローがマヨネーズとポン酢の整理券をもらって喜んでいるようでは、先が知れているのう!しかし、その整理券を配っているのがデビルグリードのバイト戦闘員だと気付いていないな!」と笑った。
いつもの戦闘員が「エコーズのやつら、デビルグリードの組織の資金集めのために、バイト戦闘員がここのスーパーの臨時バイトをしているのに、気付いていないですね!」と頭領に言った。
頭領は「ここのリニューアルの時だけのバイトに、バイト戦闘員を送り込んでいるが、エコーズは、そんなこととは全く気付いてないようだな!」と笑って満足そうにしていた。




