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第２話

戦いをせずにエコーズ４人は健が経営する小料理屋の“いつでも小料理屋”に帰宅した。変身解除していたので、４人とも普通の服になっていた。

健が３人に「もうすぐ開店の時間だから店の支度をしよう！」

それに応えるように、３人は「エイエイオー！」と威勢よく叫んだ。

健の店は両親の経営する小料理屋店を引き継いだ。経営は順調だが、維持するのに四苦八苦している。店を経営している片手間に、正義のヒーロー団体のエコーズの４人のリーダーとして、悪の組織・デビルグリードと戦っている。店の運営費用を捻出するために戦士運営団体と提携したといういきさつがある。

阿蘭は健と同級生でなんとなく知り合いという理由で健の店に就職し、健と同じく戦士になった。いつでも小料理屋の２階で、健とルームシェアをしている。

楓梨は健の店にパートで採用される。とびっきり可愛くて、いつでも小料理屋の人気者の看板娘。変身すると、回復魔法は少し出来る。戦闘能力は、皆無である。

千鶴も楓梨同様、パートで採用される。楓梨の百合の存在で、楓梨のことが気になって仕方がない。異常なほどの怪力の持ち主。性格は非常に暗い。しかも脳筋。

４人とも小料理屋店のコスチュームに着替えた。男性２人は白いＴシャツにベージュのパンツ、スカーフキャップとエプロンは黒色。女性２人は白のポロシャツに同じくベージュのパンツ、三角巾（さんかくきん）とエプロンは黒色だ。

健は「さあ、今日もみんな、いつでも小料理屋の売り上げのために頑張りましょう！」と自分を含めて３人に気合を入れた。

健は、戦いに力を入れず、いつでも小料理屋の売り上げに力を入れるのが基本だった。