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第28話
少し離れたソファー席に頭領と、いつもの戦闘員が客で来ていた。服装は、いつでも小料理屋に着て行く服だった。
頭領と戦闘員は、健たちを尾行して、こんな場所にまで、健たちの動向を探っていた。ある意味、頭領と、いつもの戦闘員は、しつこい性格だった。
戦闘員が「あいつら、アルコールを頼んでいますよ!倒すのは、こういう時でしょうか?」
頭領「う~ん。今がチャンスかもしれない。しかし、他の客に迷惑が、かかってもな~。」と思案していた。
悪党の割には、人に迷惑をかけないように考える頭領だった。
少し時間が経ってから、健たちのグループが大きな声で喜んでいた。
なぜなら、シャンパンタワーをやっていた、お金持ちの客が他にいて、それを取り囲んで見て、喜んでいた。初めて見たので興奮したのだろう。
戦闘員が「あいつら、あんなに騒いで、他の客に迷惑をかけているのが、わからないのでしょうか?」
頭領が「あいつら、マナーを守らないで、何が正義のヒーローだ!聞いて呆れる!」と呆れ顔だった。




