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第185話

頭領と、いつもの戦闘員は、基地のクリーニング店にいた。


いつもの戦闘員は「いつでも小料理屋がリニューアルのために閉店して、健たちも大阪に行く支度をしているようですね。それで、東京の護りは、エコーズの代わりに、戦士運営団体が派遣したバイトヒーローらが護りを固めようとしているようですね。エコーズにしても、今のバイトヒーローたちも、ちょろいものですね。」


頭領は「うん。そうだな。ワシたちも、準備は出来ているものの、請けたクリーニングの始末をしてからと思っているんだが、中々、終わらないのう。ワシでないと出来ないものを処理して、早く行こうと思っているんだがな。早くしないと、やつらをつけて行けないからな。」


戦闘員は「いつでも頭領にお供しますよ。」


頭領は「おぬしと2人で楽しみだ。エコーズを大阪で倒してしまおう!」


戦闘員は「エコーズのやつら、わざわざ大阪で朽ち果てるとは、夢にも思ってないでしょうね。」


頭領は「ワシって、本当のワルだな!」


戦闘員は「それでこそ、頭領ですよ!」


頭領は「いやいや!」と謙遜しながら、自分の頭を撫でた。


2人で話していると常連客の中本のババアが現れた。


店に入ると中本は「こんにちは。虫干しをしていたら、古い着物が出てきたよ。タンスに入れっぱなしだったので、クリーニングしてもらおうと思ってね。この店なら着物も対応できるからね。」


頭領は「いらっしゃい・・・。これは、手間がかかるなあ・・・。もう少し日が経ってから持ってきてもらえますか?」


中本は「うちも忙しくてね。お父さんがジーンズショップで、忙しいので、思い立った時でないと、またチャンスがないから、頼むよ。」


そう中本が頼んでいると、またしても違う常連客の高山のババアが現れた。


高山は「羽毛の枕、高価なので、家では洗えないので、お願いします。」


頭領は「羽毛の枕・・・。これまた手間がかかりそうだなあ・・・。」


中本は高山に「高山さん、これからペッタンクの練習だな。今日こそ負けないからね。この前は図り間違いしてたから負けただけ。」


高山は「あたしは、パートの手芸屋で、鍛えて、センチメートルには、詳しいから間違いない!」


中本は「あたしは、家業がジーンズショップなので、インチサイズには、間違いない!」


高山は「あたしこそ!」


中本は「あたしこそ!」


高山と中本の口論が始まった。


見かねた頭領は「こっちこそ、こんなに忙しいんだ!」


中本と高山は、掴み合いになった。


戦闘員は中本と高山に「2人共、店の中で、やめてください!」


中本と高山は、しばらく、揉めていた。そして、停戦すると、2人共、ペッタンクの練習のために帰って行った。


結局、頭領は、2人の依頼のクリーニングを請けることになった。

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