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第184話

翌朝、いつもの戦闘員は頭領がエコーズたちをどんなトドメを刺すのかと思っていた。


頭領は、いつもの戦闘員を連れ立って、いつでも小料理屋の存続するための署名集めの署名運動を始めた。


これには、いつもの戦闘員の度肝を抜いた。しかし、いつもの戦闘員は、いつでも小料理屋が存続すると、お相伴(しょうばん)にあずかることができるので、そのプランもいいなとほくそ笑んだ。


頭領は「店が潰れてもいいが、簡単に潰れたら、面白くないからな。もっと働かせて、エコーズで戦わせて、クタクタになったら、面白いからな!フッフッフッフッフッフッフッフッフ!ワシって最強の悪かなー?」


いつもの戦闘員は「仰せの通りです!」


署名は、いつでも小料理屋の常連客や近所の人々に頼んだ。300人ほど集まった。


署名運動は10日間ほど行った。


頭領と、いつもの戦闘員は、いつでも小料理屋で、その署名運動の紙を健に手渡した。


健は「ありがとうございます!お客さんから、社長さんが署名運動をしてくださっていると伝え聞き、うれしかったです!」


頭領は「いやぁ~、どうってことないよ!うまくいくといいね。」


いつもの戦闘員は「同感です!」


いつもの戦闘員は、いつもながら、頭領に服従だった。


しばらくして、健に朗報が訪れた。大家の西山が考え直した。今まで通り、建物は存続させ、健に貸すことになった。ただし、老朽化しているので、1か月ぐらい改築することになった。そして、西山の本業のスーパーは、新たに別の古家を改造して、2店舗目のスーパーを経営することになった。


健は頭領に感謝した。頭領は思惑通り、事が運んで、満足だった。いつもの戦闘員も今まで通り、食べれるので、うれしかった。


阿蘭も、店が存続できるので、自身のように、うれしかった。楓梨も、ホッとした。千鶴は店が存続できようが、できまいが、本当のところ、楓梨と一緒なら、どうでもよかった。


店が改装するまで、いつでも小料理屋は、休業となった。その間、健の親戚が、大阪で、お好み焼き屋をやっているので、4人で改築の間、手伝いに行くことになった。


頭領は、たった1か月の別れの割には「健君、寂しくなるね。」


頭領は心にもないことを言った。


いつもの戦闘員は「健さん、お世話になりました。気をつけて行ってください。店が再開したら、すぐに行きますよ。」


いつもの戦闘員は頭領に合わせて、言葉を(つくろ)った。


健は「ありがとうございます。お世話になりました。リニューアルした、いつでも小料理屋で、お待ちしております。」


頭領は「こちらこそ、世話になったね。いやぁ~、楽しみだね~。待ちきれないよ!」


頭領は、その言葉の通り、リニューアルのいつでも小料理屋を待ちきれず、いつもの戦闘員と2人で、大阪のお好み焼き屋に押し掛けることにした!

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