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第175話

千鶴は、首に結んでいた唐草模様の風呂敷包みを取り出した。なぜか時代遅れの年代物の風呂敷だった。


その包みには子供用の服やバッグと靴が入っていた。


千鶴は、イーニャンに「着替え用の用意をしてきたよ!さあ、お着替えしましょう!」と言って、着替えを勧めた。


千鶴は、イーニャンを着せ替え人形のように感じていた。あくまでもそのつもりだった。


イーニャンは、これに対して嫌悪感を感じた。


アンドロイドのイーニャンでさえ、千鶴は、気持ち悪がられた。


イーニャンはリリアに「こっちのリリアおねえちゃんの方がいいよ!」と露骨に千鶴を嫌うように言った。


リリアは千鶴に「私の仲間のイーニャンだ!しっしっしっ!」と言って、追い払った。


意外なことに、アンドロイドのリリアだったが母性本能が発動して、イーニャンを千鶴から守ろうとした。


これには千鶴が面白くなかった。


千鶴は、アンドロイドたちにも嫌われた。


仕方なく、千鶴は、すごすごと、エコーズの方に戻って行かざるを得なかった。


一応、エコーズたちは問題はあるが、千鶴を歓迎した。健たちにしては、腕っぷしに自信のある千鶴を手放すわけにはいかなかった。


エコーズに戻った千鶴。これには頭領もがっかりした。


戦闘をしようと思った頭領だったが思わぬ展開で、やる気を失せた。仕方がないので全員消えた。


千鶴は再びエコーズに戻った。


千鶴は健に特典のスイーツと楓梨へのチューを要求したが却下された。一時的とはいえ、敵のデビルグリードに寝返ったので、エコーズに戻ったことで、この特典は相殺そうさいされた。

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