第131話
戦闘員は、健が厨房に行ったのを見計らってから、頭領に「頭領!今の聞きましたか!千鶴、お米10キログラム、3袋を抱えるらしいですよ!女がそんなことできるんですか!?怪力ですよね?頭領!男の僕でも5キログラムでもキツイですよ!冗談じゃないですよ!そんなやつと知らずに僕たちは戦っていたとは、夢にも思わなかったです!よく命があったもんですよ!これからは、より一層、警戒しないと命がいくつあっても足りませんよ!」
頭領も「ほんに恐ろしいやつだ!そういうのが日本に存在していたんだな!ワシが思うには、千鶴は、健が造った怪人じゃないかと思うんだな!怪力特化型の怪人かもしれない!千鶴という名前だから、千鶴怪人というのが、本来の名前かもしれない!ワシらにリリアがいるようなもんだ!だから、千鶴が怪人でも、なんらおかしくないはずだ!」と断言した。
頭領は「健は、絶対、楓梨が好きなんだ!それで、わざわざ千鶴を百合にして、男性を阻止させている!千鶴の体内にコントロールモードを設定しているんだ!楓梨に他の男性が近づいたら、阻止させているんだ!それで、時々、コントロールモードが狂って、暴走するんだ!そういう仮定も成り立つかもしれないぞ!」と戦闘員に付け足した。
頭領は「こちらも、何か強力な怪人をなあ!」と戦闘員に提案した。
戦闘員も、それに、うなずいた。