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第114話

いつもの戦闘員と頭領が人質作戦を練っていた時、エコーズ4人がいつも通り、息も絶え絶えに、走ってきた。


この日、千鶴は敏郎と交代して、復帰していた。


健は、この日は、一応「ハァア、ハァア、ハァア・・・。エコーズ、参上!」と息せき切って、名乗った。ちなみに、いつも通り、この日も、変身して走ってきた。


頭領は健に「お前ら、よく考えたら、おかしいんじゃないか?普通は、到着してから、変身するんじゃないのか?」と尋ねた。


健は「変身してから、走った方が、速く走れるから、いいじゃないか!変身しないと、もっと待たせることになるぞ!」と頭領に警告した。


頭領は「おおちゃくなやつらだ!言い訳がましいぞ!理屈をこねた割には、変身しても、息切れしてるぞ!意味ないんじゃねーの?」と呆れた。


頭領は、そう言うなり、バイト戦闘員たちと遊んでいる幼稚園児を素早く、捕まえて、羽交はがめにした。


頭領は「まあ、お前らエコーズのことは、どうでもいいわ!それより、お前ら、これを見よ!人質になっている幼稚園児が目に入らぬか!ワーハッハッハッハッハッ!!!!!」と健たちに、自分と幼稚園児に注意を向けさせた。


いつもの戦闘員も「エコーズのバカ共!頭領様が目に入らぬか!不届き者め!幼稚園児が頭領様の餌食になっているぞ!この幼稚園児は、恐ろしさで、固まっているぞ!聞いて驚け!見て驚け!さあ、さあ、どうする?エコーズ!」と健たちエコーズに頭領と幼稚園児のことについて、注意勧告した。


続けて、いつもの戦闘員は「頭領!カッコイイ!男の花道!素晴らしい!大魔王様!」と絶賛した。


頭領は、いつもの戦闘員に「ありがとう!ワシ、やる気全開!」と、うれしそうに感謝した。


バイト戦闘員たちも、加勢するように、拍手したり、また親指と人差し指を輪にして口に入れて、“ピューピュー”と指笛を吹いて、頭領を応援した。


いつもの戦闘員は、これで、いつでも小料理屋の豪華な料理をおごってもらえると、ほくそ笑んだ。


頭領は、いつもの戦闘員が危機感を高めるように演出しているのが、うれしかった。

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