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第110話

頭領は、盛り合わせのお造りを食べた。「このマグロ、つるんとして、うまいね!ハマチも、コリコリしている!サーモンも適度に脂がのって、うまいね!ツマの大根の千切りとワカメが薬味の生姜しょうがあいまって、うまいね!ここに生姜しょうがが無いと、しょうがない!」と戦闘員に、かました。


戦闘員は「生姜だけに、しょうがないですね!うまいです!頭領!」


頭領は戦闘員に「ワシのダジャレ、ウケたな!ありがとう!」


今度は、戦闘員が頭領に「確かに、このお造り、うまいですね!マグロ、ハマチ、サーモン、そして、今日のツマのワカメ、柔らかくて、うまいです!健康にいいですね!僕も、妻がいたら、健康に気遣ってくれることでしょうね!ツマらない話ですが!」とダジャレで、かまし返した。


頭領は「ワカメのツマと妻、そして、ツマらない話をかけたな!よし!うまいぞー!今日もここに来た甲斐があったというものだ!」


戦闘員は頭領に「ありがとうございます!褒めていただいて、恐縮です!」と応えた。


頭領と戦闘員は、笑わせ合って喜んでいた。目的のエコーズの情報取りをそっちのけで、相変わらず、呆れる、のんきな2人だった。

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