第105話
フランケンシュタイン怪人は、味方のバイト戦闘員たちを次々と攻撃して、なぎ倒した!
そして、フランケンシュタイン怪人は“アイアイサー”と言って、攻撃するように設定されていた。しかし、“アイアイアイ・・・”と誤作動してから、敵と味方が判別できない状態になっていた。
頭領もフランケンシュタイン怪人に襲われかかったので、走って逃げていた!エコーズは、その姿を見て、無言だった。
急いで逃げている頭領は、エコーズに助けを求めた。
頭領は「助けてくれー!エコーズ!見てないで、助けてくれー!困ってる人を助けるのが正義のヒーローじゃないかー!今、ワシ、困ってるんだー!助けてくれー!!!」と叫びながら、逃げ回っていた。
健は、逃げ回る頭領を見て、笑っていた。阿蘭は爆笑だった。そして、楓梨は「笑い過ぎて、顔にしわができるじゃないの!」と、お腹を抱えて笑っていた。敏郎は「当然の結果だ。」と、いつも通り、クールだった。
頭領は、自分の造った怪人で、四苦八苦していた。ある意味、自業自得だった。自分のまいた種の結果だった。
フランケンシュタイン怪人は、手塩に掛けて、自分を造った頭領でさえ、敵だと認識するぐらい、ヤバい状態だった。
頭領を追いかけていたフランケンシュタイン怪人は、突然、状態がクラクラと揺れて、地面に“ドシーーーーーン”と大きな音とともに、倒れた。かなりの地響きが起こった。そして、機能停止になった。フランケンシュタイン怪人の体からは、湯気が出ていた。
頭領と戦闘員たちは、フランケンシュタイン怪人を自分たちの陣地に引きずって、連れてきた。そして、恥ずかしそうにエコーズの前から消えた。