エリアファイブで人探し 行方不明の王子たちを探せ!
翌朝。
スカイシティにて。
人探し。
済まぬが旅の者を探しているのだが?
年は儂よりも下でな。どうだ?
はっはは! あんたより上の者はそう居ないよ。
年寄りはエリアシックスにいるんだからな。
年寄り? 儂はまだ若いわ!
はいはい。分かった分かった。商売の邪魔だからどこかに行きな!
忙しく何かを運んでいる。
それは?
ああ。物資だよ。売り物さ。
では一つ。
ゲインは底をついているのだった。
宿屋にも無理を言って泊まらせてもらっている身分。
いいよいいよ。無理するな。
男は行ってしまった。
おいそこの者。人を探しているのだが。
ええ? 俺かい。うーん。
知らないらしい。
あのー。
へいらっしゃい。
こう言う者を探しているんだが見なかったか?
あのねえお客さん。何か物を尋ねる時はそれ相応のさあ……
済まぬ。金欠でな。
何だよ冷やかしかよ。早く行っちまいな!
ゲインが無い以上どうしようもない。
スカイシティの住民はまったく相手にしてくれない。
やはり都会の者は薄情じゃのう。
文豪! そう気を落とさないの。
虫よ! どうしよう?
自分で考えなさいって言ってるでしょう!
お前は案内役なだけか?
そうそう。もうリーダーなんだから引っ張るの!
しかしこうも手掛かりが無くてはのう。
でも彼らはここを通ったはずよ。
いやそうとも限らん。
いいから最後までやるの!
しかし……
そうだ。あれだけ特徴的な髭面なら覚えてるかもしれないわよ。
ほらもう一回だけ。
昼過ぎまでやっても大した情報を得られなかった。
もうあきらめよう。
何言ってるの? 本気?
もう疲れた。
弱音を吐かないの!
しかし髭面も王子たちも見た者は居ないと言っておる。
うーん。今日はここまでにしましょう。
よしゆっくりしよう!
とりあえず腹ごしらえ。
待って! 頼まれごとを済ましてからよ。
頼まれごと? 初めて聞く話じゃ。
もう忘れたの? もうお爺ちゃんなんだから。
爺ではない!
いいから覚えてるでしょう?
まさか手紙のことか?
何だやっぱり覚えてたじゃない。
腹が空いて動けん!
もう分かった! 好きにしなさい。
スカイシティ名物の鳥の丸焼き。
二人前を二人で分ける。
もちろん超少食のティンは二口で済ます。
残りを文豪が貪る。
うむ! 美味じゃ!
ほら早く食べちゃいなさい! 手紙が待ってるんだからね。
ゆっくり三十分かけて完食。
ゲップ
うーんもう食えん。
あの…… お客様無理を言われても困ります。
何? 明日払うと言ってるであろう?
もう仕方ないなあ。明日までですよ。明日ホントに払ってくれますね?
うむ。ゲインがたまり次第。
分かりました。それで何か?
そう。この者たちを知らんか?
特徴を伝える。
いえ。たぶんここには立ち寄ってないかと。
ちょっと文豪!
虫は黙っておれ!
もう仕方ないわね。ここにはどう行けばいいですか?
ああそこ。今地図を描いてあげるから。
大雑把な地図をゲット。
食事を終えフィールドへ。
さっそく敵が現れた。
都会の洗礼が周りを囲んだ。
集団で襲いかかってくる。
止めろ! 痛い! 痛い!
我慢して! 耐えるのよ!
虫よ。弱点を教えてくれ?
無い。
馬鹿な! 痛い! 痛い! 何とかしてくれ!
そう言われましても。うーん。やっぱりない。
無い? 無敵だと?
耐えて文豪! 我慢すればそのうち自滅するはず。
都会の洗礼は得意の嫌味攻撃。
耐えるの。それしかない。
どちらにお住まいなのかしら?
知るか!
都会の洗礼はフエアを発動。
どちら?
耳を塞いで!
フエアを聞き続けると頭が混乱し意識を失うの。
分かった。これでいいか?
ティンの指示に従う。
どちら?
どこかしら?
あなたはどちら?
ちょっとこっちは関係ないでしょう?
いいから答えて?
止めて! 止めて!
早く早く!
一人が混乱。続いて三人四人と。最後には全員が混乱。
都会の洗礼は自滅した。
文豪はレベルアップ。
レベルが85になった。
都会の洗礼はアーバンソードを落としていった。
これは?
装備して。都会関係はこれでイチコロよ。
新たに三体の敵が出現。
都会の洗礼がフエアを唱えた。
知るか! 覚悟!
三体まとめて切り刻む。
都会の洗礼は消滅。
さあ行きましょう。
うむ。
目的地のセンターヒルズに向かっている。
しかし明日でよくないか?
ワガママ言ってないで急ぎなさい!
アーバンデサートが現れた。
黄金色の砂状の化け物。
細かすぎて分かりずらいが何万匹といる。その集合体。
さっそくアーバンソードで切り刻むが数が数であるためちっとも片付かない。
待って。切りが無い。買っておいたアイテムを使って。
瞬間コールドスプレーを噴射。
発散!
倒しきれなかった残りをアーバンソードでお掃除。
文豪はレベルアップ。
レベルが86になった。
急ぎましょう。
再びアーバンデサート。
スプレー噴射。
発散!
残りをアーバンソードで。
次へ。
見えてきた。あのでっかい建物か?
ええそうみたいね。
日も暮れ始めた。
急がねば敵はパワーアップしてしまう。
敵が現れた。
今度はアーバンデサートと都会の洗礼の集団。
面倒だから逃げましょう。
しかし……
手榴弾でもお見舞いして早く!
逃走。
敵は見失ったようだ。
その隙に目の前の……
邪魔が入った。
モボとモガが現れた。
何じゃこいつらは?
たぶん過去の遺物よ。
はあ?
いいから! その剣で倒しなさい!
無敵のモガとモボ。
アーバンソードでは歯が立たない。
どうすれば……
少し感じが古いと思うの。そこを突けばいい。
剣よりも口で何とかしなさい。
爺! お主の格好はダサいんじゃ!
何! そんなはずない! なあバーさんや。
モボがモガに相談する。
バーさん? 自覚しておるではないか。
くっ! この若造が!
ついに観念しおったか! 見逃してやる。早く立ち去れ!
モボとモガの二人は大人しく従った。
文豪はレベルアップ。
レベルが87になった。
ヒルズへ到着。
続く