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レインボードラゴンの卵を求めて洞窟へ

翌日。


長老宅を訪問。


ゴホゴホ

ゲホゲホ


すみませんなお客人。生憎風邪を拗らしたみたいですわ。

お大事に。


それで冒険者と伺いましたがどのようなご用件でしょうか?


とりあえず浮遊の実を見せてもらうことにした。


ははは! これはただの果実ですよ。

私どもが管理してるんですがね。今年は不作で今あるのが全てです。

甘い匂いがするでしょう。今が食べごろです。

本当はもう少し前なんですが熟すのを待ってから収穫するんです。


ゴホゴホ

ゲホゲホ


おい! 誰か!

娘が飛んできた。


すいませんね。父は今、体を壊してまして。私が代わりに対応します。


年は三十代と見える。

頑固そうな長老に性格が似ているのか威厳を感じる。


あそこの実を食べたい?

ああ。一つ恵んでくれんかの。

お高くなっております。

いくらじゃ?

十万ゲインで全てお売りできますが。

高すぎないか?


それでしたら他を当たってください。

今年は不作で村の内で消費する予定でしてね。


そこを何とか頼む。

今日中に子供たちに与えるつもりなんだ。悪いねえ。

しかしただの果実と聞いたが。

ええ、だからほっといてください。村で食べるんですから。


くそ! どうしてもだめか?

十万ゲインあればいいって言ってるだろ!


そこを何とか!

爺さんもしつこいねえ。

頼む! この通り!


分かったよ。だったら一つだけならいいよ。

何! 本当か?

ああ、ただし今から言うものを取ってきたらやろうじゃないか。


交渉術はあちらの方が上。

従うしかない。


よしさっそくだけど……


洞窟へ。


文豪大丈夫?

心配は無用。ただ暗いだけじゃ。

ほらランタン出して。


真っ暗だった世界が徐々に明るくなっていく。


ランタンを片手に洞窟探検開始


コウモリが光に群がった。

おい虫! 虫を何とかしてくれ。


手榴弾を放つ。

ほらこれでイチコロよ。


この作戦でコウモリを効率的に排除。


ふう。疲れるの。

急いで時間が無いのよ。


浮遊の実と交換にレインボードラゴンの卵を持ってくるようにとのこと。


レインボードラゴン。初めて聞く名じゃが何か知ってるか?

私に何でも聞かないで。私はただの案内人よ。

お助けキャラなんだから働いてもらわなくてはのう。


分かったわよ。レインボードラゴンは伝説の動物でね。ドラゴンの中でも見るのは稀よ。その卵のからが栄養豊富で何にでも効くっていう話よ。


ほうそれは興味深い。


伝説のドラゴンの卵。なんてものを要求するのかしら。まったく非常識なんだから。

例えここにあるとしても探すのは一苦労よ。それが明日までに探せって言うんだからどうかしてる。


それでこっちであってるのか?

さあ。もしかして迷ってる?

もしかしてではないわ。もうどっちがどっちやら。


文豪は分かっているような素振りでどんどん前に進んだのでティンは疑わなかった。それがまずかった。


ちょっと戻るわよ。迷ったら大変。この洞窟は高難度なのよ。

まあいいではないか。こっちが正解じゃろ。

知らない!


文豪の野生の勘に頼って洞窟の奥へ。


スノードロップ現れた。


真っ白なキノコ。

くねくねと気持ち悪い動きで向かってくる。


よしこの剣で……

待って! 効かないわよ。

何? どうしろと?

我慢する。これが唯一の攻略法。


今から一歩も動かないで。

大人しくじっとしていて。


スノードロップは文豪に興味を示す。

我慢!


スノードロップは胞子をまき散らした。


まだか?

終わるまでよ。


文豪目がけて二度目の発射。


苦しい……

耐えて。耐えるのよ!


全ての胞子を撒き終えると立ち去っていった。

文豪は得体の知れない胞子を手に入れた。


また来寄ったわ!


スノードロップの団体が文豪を襲う。


助けてくれ!

動かない。動かないの!

そう言われてもの。たまらん。


満足したのかまき散らすとどこかへ。


次から次へと現れる。


もう慣れた。

一歩も動かず。息を止めてひたすら構える。


えらいわ文豪。

褒めるぐらいなら代わってくれ。

ごめんなさい。私そう言うの無理。

儂も無理だわ。


いつの間にかスノードロップは消えていた。


次。


こっちでいいのか?

知らないわよ。

お助けキャラ何だぞお前は!

私はお世話係です!


本当は協力してはいけないのよ。

ケチケチするな。

まったくこの爺さんと来たら。


胞子まみれの文豪。


おい虫!

もう近づかないで気持ち悪い。

おい、待てどこに行く?


文豪に追い立てられてティンは逃げ回る。


こっちでいいんだな?

知らないわよもう。

もはや気にしていない。


本当だな?

来ないで!


逃げ回り続けた結果完全に迷ってしまった。


洞窟の奥深くまで到達。

これでは入口に戻ることもできない。


ここに来て何時間たったのだろう。

ずっと薄暗い道をひたすら歩かされた。

こう暗くては夜なのか昼なのか全くわからない。


洞窟に入ったのが昼過ぎ。


虫。今はどれぐらいだ。

知るわけないでしょう。


お助けキャラの癖にまったく役に立たん。

リーダーでしょう。少しは自分で何とかして!


何?


あらら……

ランタンが切れたみたい。


もう十時間経過したみたい。

代わりは無いのか?

あるわけないでしょう。


ちょっと待って。


石が煌めいてる。

もしかしたら。


石を擦る。

叩いてみる。

ついでに割ってみる。


明るくなった。


ほらその辺の石を全部かき集めて!

面倒じゃのう。


持てるだけの石を手に出発。


                     続く


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