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第96話 ダイイングメッセージ

 

(ね、眠い……!) 


 朝の教室、俺は自分の机に突っ伏していた。


 昨日は星乃というリア充陽キャに夜遅くまで振り回されて帰宅。

 それ自体はまだいい、あいつ(星乃)は陽キャの中でも例外だ。

 やはり『人気者を演じる』という似た者同士、俺との波長が合うのか正直一緒にいても精神力は削れない。

 というか、正直に言うと滅茶苦茶楽しかったです。


 だが、問題は()()()だ。


 俺というオモチャを手に入れたあいつは早速RINEの連絡先で夜中にも関わらず、電話をかけてきやがった。


 陽キャ怖い……相手に電話をかけることへのハードルが低すぎて怖い。

 そのまま俺の好きな食べ物だとか好きなモノだとか、趣味だとか根掘り葉掘り聞いてくるし。

 逆に俺が何に気なしに同じ質問をすると──。


「え~? 何ですか~? やっぱり私のことが気になるんですか~? ふふ、全く先輩ったら……いいですよ! 私って美少女ですからね! 先輩が気になるのも当然ですよね! 何でも答えますよ!」


 滞りのない早口で返事が来て非常にウザかった。


「ちなみに、先に答えておくと黒ですよ!」

「は? 黒……? 何が?」

「やだなぁ~、先輩ったら。こういうときに先輩が聞きそうなことですよ~」

「ぜ、全然分からん……パンダの尻尾の色?」


「それは白です! 黒は私が今付けている下着の色ですよ~。あはは、何て冗談なんですけど──あれ? せんぱーい? 何も聞こえない……寝落ちしちゃったのかな? 先輩、お休みなさい~」


 ――翌日、俺はスマホを握りしめたまま鼻血を出して床に倒れているのをあかねに発見された。

 寝落ちしてしまったらしいが星乃と最後にどんな話をしていたのかは覚えていない。


 床には鼻血で『黒』とダイイングメッセージが書かれていたらしい……謎は深まる。


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