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器用貧乏のプロローグ
初めてなのでやさしくしてください。
器用貧乏、この言葉は蔑称である。
何でも小器用にこなしてしまうから一芸に秀でることがない。
できることは多いが中途半端な実力しかない。
等とネガティブなイメージしかなく、総じて大成できないと言われている。
しかし、本当にそうだろうか?
とある少年は器用貧乏の称号を得て弱者の烙印を押され、蔑まれてきた。しかし、仲間に裏切られ、世界に見放されても少年は諦めなかった。
少年は器用貧乏のまま、最強になり世界を変える決意をする。
理不尽をぶちのめすほどの理不尽な力をもって世界を変える。
これは、とある器用貧乏な少年が大成するまでの物語。
後に器用貧乏という言葉の概念をも覆す英雄の物語である。