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セルフ・アウェアネス

「ツリーは基本的にタイプがいくつかあって、大体それでその人の向いている仕事とかが決まるんだよー。」


「・・・うん。」


「スキルは一応振り直し出来るんだけど、あくまで一応程度だから振る時は気をつけたほうがいいかなー。」


「・・・うん。」


「振る時は身近な人にちゃんと相談した方がいいよっ!」


ノエラの話もこの世界を知る上でちゃんと聞くべきなのに、どうもぼーっと耳を通り過ぎていく。

全体的に身体のバランスに慣れず、胸も妙に苦しい。本当にこの身体には慣れないばかりだ。


「もしかして・・・疲れちゃった?」


「・・・まあ」


こっちをよく見ているものである。世間で言うウェーイ系大学生みたいなのとは違うが、これがコミュニケーション能力が高いという奴なのだろうか。

自分はどうも人の目を見れない。いや目というかきっと相手自身を見るのが怖いのだ。肯定されるかもわからない相手が怖い。

駄目だ優しくされているのにメンヘラ入ってきた。何でだろう。飯食ったばっかりなのにちょっとだけ悲しい。


「大丈夫。」


なぜかいきなり手を握られた。柔らかい。肌の温もりというよりかは手汗で生ぬるいが。

相手の肌の感触に、自分の手も小さく柔らかいものになっていることを感じさせられる。


「列もだいぶ前来てるしねー。」


無言で頷いた。本当だ、多分あと5人くらいだ。もうすぐだろう。

列を見ていて思ったが、この町、というかこの列に並んでいる人は2,3割ほどが浅黒い肌をしていて、髪の色は異なったりするがノエラのような感じだ。

残りの7,8割も髪色は様々だが、そちらは色白で耳が長い人種のようだ。

自分がこのあたりで見かけない、とノエラに言われたのは服だけでなく、耳が短くて白いからだったのかもしれない。

異世界にいそうな獣人のような感じの奴は見かけない、ここはあまり様々な種族が混じる土地ではないのか、この世界自体がそういうものなのか気になるところだ。


そんなことを考えながらぼーっとしていると、1人、部屋に入るよう言われる。

ノエラは先に行くように促してきた。全くここの勝手もわからないのだが。あと情けないが、いい年してるのだが人と絡むのが辛い。

とは思いつつも、進まないのも迷惑なのでとにかく行くことにした。

部屋の奥には、列を誘導していたシスターらしき人とは違う格好の、壮年の男性が見えた。なんだか無愛想だ。


「更新?申請?」


「・・・あ、ない、です。」


「え?」


「・・・スキルジェムないです。」


「あ、そう。名前。」


「・・・・スガヌマ・ナオで。」


「はい。」


変な光を当てられたと思ったら一瞬で石を手渡された、早いぞ。

さっさといけ、みたいな雰囲気に当てられて自分は部屋を出て行った。うーん感じの悪いおっさんだ。

ノエラの爪の垢を煎じて飲ませたい。てか1時間近く並ばせてこの態度とかいいのか本当に。日本で店員とかできないだろこいつ。

いや俺も接客自体もう数年されてなかったけど。ていうかナチュラルにナオキじゃなくてナオにしてたな。まあいいが。


列を外れて教会の外に出る。ノエラもそのうち来ると思う。来なかったらどうしよう死にそう。

そう思いながらスキルジェムを握って適当に意識を向けてみる。あ、なんか流れてきた。


スガヌマ・ナオ ♀ Lv2 残りスキルポイント2

習得可能スキル

■体力アップ  体力が上がります

■魔力アップ  魔力が上がります

■敏捷アップ  敏捷性が上がります

■技量アップ  技量が上がります

■グッドライザー1 寝起きが少し良くなります

■スメルセイブ1  お風呂に入らなくても臭くなりにくいです

■初級腹踊り   簡単な腹踊りができるようになります

■初級辛味耐性  ちょっと辛いものを食べても平気になります

■初級便秘耐性  ちょっとだけ便秘になりにくくなります

■初級飲酒耐性  お酒にちょっとだけ強くなります


レベル低いのはわかるけど、Lv2っていつの間に1上がったんだろう。戦闘しなくても経験値が得られるということなのだろうか。

明確に♀と書かれてることにTSしてる事実を感じてちょっと興奮するのだが、微妙にもにょるというか、なんとも言えない気分である。

ていうか上の方はわかるけど、下の方のスキル便利そうなんだけどなんか地味だなおい。TSO2のはどこ行ったんだ・・・と思っていると更に情報が流れてくる。


習得済みスキル

■ウィザード Lv120 ■エクステンドゲージ1,2,3

■初級火魔法 ■中級火魔法 ■上級火魔法 ■最上級火魔法 ■フレイムマスター1,2  ■オーバー・バーン

■初級水魔法 ■中級水魔法 ■上級水魔法 ■最上級水魔法 ■ウォーターマスター1,2 ■ウォーターTPセイブ

■初級氷魔法 ■中級氷魔法 ■上級氷魔法 ■最上級氷魔法 ■アイスマスター1,2   ■フリーズ・スプレッド

■中級ひきこもり ■巨乳化 ■オッドアイ ■チャーム ■ホルモン・ブースト ■初級垂乳耐性 ■中級垂乳耐性 ■上級垂乳耐性


あちゃんとTSO2のスキルも持って来れてるんだな。

多分、このリストの通り風以外の魔法は最上級まで使えるはずだ。ていうかレベルとかも固有スキルの扱いなのか。

最後らへんのは見覚えないけど、これはこっちの世界に来て付与されたスキルなのだろうか。よくこんなのスキル化したな。

どのくらいの時間帯に投稿するのが一番目について読んでもらいやすいのでしょうね・・・

考え始めるとなかなか難しいです。あと1話の文字数もどのくらいがいいのか。

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