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幕間４「団長の囁き」
俺が殿下に冷たい？
まあな。俺は敵に塩は送らん。例え、どれほどショボイ敵でもな。
はあ？意地が悪い？
別にフツーだろうが。第一、俺は基本的に、お前以外の奴に優しくしてやる気はないぞ。
一途な男だからな。
……笑うな。本当に失礼な奴だな。
俺にそんな態度をとるのはお前くらいだぞ。俺がそれを許すのもな。
……結婚式、か。
どうした？何を怒っている。
無理やりだっただぁ？
どこがだ。ちゃんと、一応の手順は踏んでやっただろうが。
まあ、多少前後したところはあったがな。
いちいち細かいヤツだな、お前は。
外堀を埋めるのは、当然だろう。
逃がすつもりはなかった。もちろん、奪われるつもりもな。
その代わり、世界中の誰よりも俺が、お前を愛してやる。
………永遠に。
◇◇◇
―――殿下は別にどうでもいいが、いい加減あの神官長は消すべきか……。
あと１話。
番外編のラストを飾るのは“あの人”です…。
団長サマは、歩く１８禁。
