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孤独

作者: ザクロ

 この世界はどこまで続いているの?


 私は荒野をさまよいながら思った


 何もない、誰もいない世界に私だけがいる


 どうしてかはわからない


 けれど、立ち止まっていても、何も始まらないことだけはわかっていた


 だから私はさまよい歩く


 惰性のように、またはつゆばかりの希望をもって




 どのくらい歩いただろうか


 足がつかれ、悲鳴をあげるようになった


 回りを見渡すと、荒野から花畑へと変わっていた


 私はその光景に驚いた


 見たこともないものが、辺り一面にあるのだから


 私は足の疲れも忘れ、呆然としていた


 しかし、すぐに足を動かし始めた


 私の望みはこんなものではないわ


 私はまた歩き始めた




 私は歩き続ける


 何もないこの世界で


 何かを追い求めるように


 そうすることで、何かを手に入れられると信じて


 私は歩き続ける


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