儚い空、死ぬまで忘れない
青春短編小説です。ぜひ最後まで見ていってください。
これは、俺の初恋の話だ。俺は不器用ながら、好意を伝えた。もう何年も前の話だ。だけどこの出来事は、死ぬまで忘れられない思い出となる。二人で見れた綺麗な景色。それはもうとんでもなく脳に焼き付いていた。
界人:ついに中三が始まってしまった……中二は楽しかったなぁ。受験勉強死ぬほど辛いと思うけど、これからもっと辛いんだろうな。
雫玖:私は、山下雫玖って言います!よろしくお願いします。
界人:雫玖ねぇ
界人はその時は同じクラスメートとしか思っていなかった。特別な感情を持った訳でもなく。
〜数分後〜
界人:よろしく。雫玖さんだっけ?
雫玖:うん。よろしく
隣の席どうしで、お互い緊張していた。
教師:今から、教材を取りに行きます。1番近い、界人さんと雫玖さんはちょっと手伝ってください。
界人:はーい
雫玖:わかりました。
雫玖:ねぇ界人くん。趣味って何?
界人:趣味かぁ、んーサッカーとか?
雫玖:へぇーサッカーできるんだ!じゃあサッカー部なの?
界人:いや、違うんだ
雫玖:理由聞いていい?
界人:うん。理由……俺の苦手な人が居てさ……
雫玖:そっか!でもサッカーは部活入んなくても練習はしてるの?
界人:うん。それはしてるよ。サッカーは俺を変えてくれたスポーツだから。
雫玖:そっか。
界人:逆に趣味あるの?
雫玖:うーんゲームしかしてないなぁ、最近は
界人:へぇなんか意外だわ笑
雫玖:なんでよ笑
〜数日後〜
界人:雫玖さん数学のここって、公式使ってできる?
雫玖:そこね!難しいよねーでもできるよ!
界人:おっけーありがと〜
〜数ヶ月〜
雫玖:界人ー!
界人:あっ……
界人は逃げてしまった。
雫玖:界人?どうしたんだろ
界人:最近雫玖といると胸がズキズキする…なんでだ…?
雫玖:界人!何かあったの?
界人:ごめん。今日は1人にして…雫玖さん
雫玖:わかった!ばいばい!
界人:うん…
〜数時間後〜
友人:界人っさんそりゃあ恋っすね〜笑
界人:うっせぇよ!まったく…俺の友達は全員、頭がお花畑だったことを忘れてたわ!
友人:おいおいひでぇなぁ、お前が悩み相談してくれって頼んだくせにぃ。
雫玖:(小さい声で)えっ…界人君が!?
雫玖は物陰に隠れて界人を見張ってた。
雫玖:様子がおかしかったから見に行ったら…ふふ
友人:とにかく!思いを伝えるなら今のうちだぞ!界人!
界人:えっ…そんなこと言われても準備が出来てない…
友人:やかましい。明日だ!明日伝えてこい!
界人:明日ぁ!?
友人:できなかったらこれから意気地無しって弄ってやるよ笑
界人:おいおい、本気か?
友人:本気だよ
界人:わかった。
友人:素直だねぇこんなとこ久しぶりに見たわ。
〜翌日〜
界人:雫玖さん!昨日は一緒に帰れなくてごめんね!放課後屋上に来て欲しいんだ。
雫玖:えっ?わかった。
雫玖は何をするつもりか分からなかった。
〜放課後〜
界人:あっ…雫玖さん……
雫玖:ねぇ界人
界人:ん…?
雫玖:思ったんだけど、"さん"付けじゃなくていいよ?
界人:ん…わかった。雫玖!俺は…お前が好きだ!
雫玖:へぇっ?!
界人:僕と付き合ってください!
雫玖:早く言ってよ…(泣)
界人:えっ…?
雫玖:ごめん!今は受験勉強とかで忙しいから!
界人:そうか……すっかり忘れてた
雫玖:でも…私も去年から好きだよ。界人の事このクラスで良かった。
〜翌日〜
友人:よくやった!界人!
界人:あぁ…俺はタイミングが悪かった。
友人:どういうことだ?
界人:去年なら行けたんだ。
友人:そうか。だけどもう二度と会わないわけではないんだよ。
界人:そうだな。
友人:お互い頑張ろうぜ。恋愛も、勉強も
界人:ありがとう!
〜数ヶ月後〜
界人:俺が雫玖に告白してから早5ヶ月俺らは卒業だ。雫玖と俺とでは頭の良さが違いすぎて同じ高校まで届かなかった。
界人:雫玖!
雫玖:界人!
界人:ちょっと来てくれないか。
雫玖:わかったよ!
界人:俺ら別々の高校になったけど、まだどこかで会えるかもしれない。その時まで、この1回しか見れないこの日の空を、俺を覚えてて欲しい。
雫玖:界人からそんな言葉が出てくるなんてね笑
界人:そうだな笑
雫玖:安心してよ!界人の事も、告白してくれた屋上から見える空も、今日の空も覚えていられる!
界人:ありがとう。この1年間、君と同じクラスでよかった。好きだよ
雫玖:私もだよ、私も好きだよ。ありがとう。またいつか会お!
界人:うん!じゃあね!
雫玖:じゃあね!
〜数分後〜
友人:お前は偉いな!最後まで雫玖さんへの想いを伝えられた!尊敬するぞ!
界人:やめろよ笑照れるだろ?頭お花畑さん
友人:せっかく褒めてやったのによ笑俺らもここでお別れだな。
界人:そうだな。なんだかんだでいい奴だったよ。お前は。またどこかで会おうぜ!
友人:そうだな
界人:じゃあな
界人:俺も雫玖の事、親友の事、あの時の儚い空、死ぬまで忘れはしない!
儚い空、死ぬまで忘れない Fin_
あなたは1人ではありません。この物語を見て、貴方に会いたい。貴方を必要としている人がいることを忘れないでください。




