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投稿したい長編に備えてボツになった作品を投稿します。

青い春と書いて青春と読む。

私の父と母は青春の意味をちゃんとわかっていたがでも、こうも考えていたらしい。

青春とは5月のことを指すのだと。

昔は青と緑が一緒で今でもその名残は残っているだから緑色の信号のことを青信号という。

だから青春こと青い春とは緑色の春、桜が散り青々しい葉が枝を覆う5月を指すのだと思ったという。

でもそれを知るのは私が12歳になる時の話。

8歳の私はまだ知らないんだ。

そんな私の名前は宮田みやた青春さつき

青春と書いて5月の別の言い方のサツキと読むのだ。


ここはアルカリ星。そして主人公のサツキが住んでいるのがネノ国だ。

ジリリリリ!ジリリリリ!

「サツキー!目覚ましなってるわよー!」

一階でサツキを呼んでいるのは宮田 美弥子みやこだった。

「もう!昨日みたいにお友達を待たせちゃダメよー!」

「はーい…」

3日前8歳になったサツキはまだ半袖を着るのにははやい時期なので桜色のクルタをきて空色のキュロットを履き最後に白いハイソックスを履いて2階の洗面所で顔を洗い髪を溶かした後キッチンのある1階におりた。

そこでキッチンで朝食を食べながら深部を読んでいるのが宮田 さとしだ。

「ちょっとお父さん。食べながら新聞読まないで」

「別にいいだろ。汚さないし」

「お父さんおはよう」

「おはようサツキ」

「もー。やっと降りてきた。はやくご飯食べちゃいなさいね」

「はーい。ていうかお父さん今日遅い日」

宮田家では、遅く家を出て遅くまで家に帰ってこない日のことを遅い日という。

「うん」

「ちょっと寂しいかも」

「母さんがいるから大丈夫だろ?」

そう言いながらもサトシはサツキのほうを向いて寂しそうに微笑みながら頭を撫でた。

「うん」

サツキは満足したのかサトシの傍を離れ自分の席に着いた。

「いただきまーす!」

今日の宮田家の朝食はベーコンエッグトースト。

サツキは食べながら目を輝かせている。

「ごちそーさまー!」

食べ終わってすぐ食器をシンクに運んだ。

「ありがと」

「ううん。今日も美味しかった。ありがと!」

サツキは急いで1階の洗面所に向かい身支度をし、最後に忘れ物がないかチェックする。

「よし」

真っ赤なランドセルを背負い玄関を開けた。

「行ってきまーす!」

「行ってらっしゃい」

ミヤコとサトシの2人に見送られながら外に出た。


赤い張り紙が貼ってある電柱がある場所がサツキ達の登下校班の集合場所だ。

そこに行くと1人の黒いランドセルを背負った男の子がいた。

それがサツキと同じ歳の幼なじみ、清川きよかわきよしだ。

「おはよう!」

「おはようサツキ。今日早いじゃん」

「いや〜。寝坊するとお母さんに怒られちゃうじゃん」

「そんな理由なら毎朝ちゃんと起きろよ!」

「いや〜だって眠いんだもん」

「だってじゃねぇよ!」

これがサツキとキヨシのいつものやり取りである。

「おはよう」

そこに1学年下の男の子が挨拶してきた。

「おはよう!」

「おはようクロン。耳と尻尾はえてるぞ」

「え?」

キヨシに注意されてクロンは初めて自分に耳と尻尾がはえてることに気がついたようだ。

クロン・ハーベスト。彼の父は犬の妖怪と犬のハーフでお母さんは犬の妖怪と人間のハーフだ。

だからこうして犬の尻尾とはやして登校してくるのはよくあることだ。

「ほ、ほんとだ…」

クロンが顔が見えなくなるくらい俯き、再び顔をあげたとき耳と尻尾はなくなっていた。

「まったく…。俺とサツキは人間だから人間の姿で登下校しようって話しただろ」

「ごめん。朝忙しくって…」

「あー。わかるわかる。もっと寝てたいよね」

「そんなこと一言も言ってない!」

キヨシとクロンが同時に突っ込みを入れた。

「ニャー!遅れちゃうにゃ!」

遠くのほうから橙色の猫が走ってきてサツキたちの前で止まった。

「あれ?まだみんないる!間に合ったみたいだニャ!」

赤茶色の瞳にサツキたちを写している橙色の猫はフィア・ガート。父は猫又と人間のハーフで、母は猫又と猫のハーフ。ちなみにクロンと同じ歳だ。

だから当たり前のように猫の姿になれる。

「おはようフィア」

「ニャ!おはようサツキちゃん!」

「フィア〜…。人間に戻ってくれ〜…。俺朝から突っ込み疲れたよ〜…」

「お疲れだニャ!」

「少しでもそう思うなら人間の姿で登校してくれ」

「朝からなんの騒ぎ?」

キヨシが項垂れてるとサツキの1学年上のマリン・ブルーシャが話かけてきた。

サツキはマリ姉と呼んでいる。

マリンは魔女と魔法使いのハーフだ。

「マリ姉おはよう」

「おはようサツキ。あら、フィア。人間の姿にならなきゃダメじゃない」

「わかったニャ。今人間になるニャ」

フィアは人間の姿になった。オレンジ色のランドセルを背負っている。

「これでいいわね」

マリンは優しく微笑んだ。

彼女は小学生3年生とは思えないほど落ち着きがある。

「全員いるようだな」

「ロール」

マリンが静かに名前を読んだ。

ロール・リガール。父は烏天狗とカラスのハーフで、母は天使と悪魔のハーフだ。ちなみにマリンと同級生。

サツキはロー兄呼とんでる。

「ロー兄おはよう」

「おはよう。今日はお前を迎えに行く手間がはぶけたな」

「相変わらず冷たい〜」

「これがおれなんだから仕方ないだろ。とっとと行くぞ。お前ら」

ロールは冷たかった。でもそれはみんなを引っ張って行かなければならないという責任感と優しさからうまれたものだった。


実はアルカリ星にはヴィランと呼ばれるもの達が存在する。彼らは一般人を傷つけたり、何か良くないことを企んでいる悪者だ。

昆虫や野生動物のようにただ単純に襲う者もいれば、理由があって傷つける者もいた。

だから登下校中にヴィランに襲われたりいきなり家に上がり込んで襲ってくるってこともあるんだ。

○○マンみたいなヒーローもいる。

神に選ばれし12Herosの他に、ヒーローになりたい人の中から王が選んだ12兵士達。ヒーローになりたい人の中から民が選んだ12エッグズ

もちろんみんなの人気者だ。でもヒーローよりも圧倒的にヴィランの数のほうが多く出現率も高い。さらにアルカリ星の12の国に悪の組織が1つはあるという。

だからいつでもどこでも自分1人だけで戦えるようにならなければならない。

「ギシャー!」

突然サツキたちの前にカマキリのモンスターが現れてクロンに襲いかかってきた。

「あっ…」

クロンは怖くて動けない様だ。

「危ない!」

カマキリが鎌を振りおろす寸前にロールがクロンを抱きかかえて攻撃をかわした。

ロールはクロンを地面におろすと大きなカラスの姿に変身した。頭の上には天使の輪のような物が浮いている。

ロールは大きなくちばしで鎌を食いちぎろうと口を大きく開けた。

だけど若干間に合わなくて鎌に口元を切られてしまった。

「フシャー!!」

鎌をちぎられて痛がっているカマキリ。

そこにもう一撃加えようとロールが近づいてくる。

「フシャ!?フシャ〜!フシャ〜!」

カマキリはもうやめてくれと訴えているかのように頭を抱えて身を守っている。

ロールはワシのように鋭い爪のついた足を高くあげ攻撃の準備をする。

「…ロールさん?」

「ロールにゃん?」

1年生の2人は不安そうにロールの名前を呼んだ。

ドン!

振り下ろされた足はカマキリには当たらず地面にめり込んだ。

「これに懲りたら二度と襲おうとするな。自然の中で静かに暮らすといい」

「フシャ〜…」

カマキリはまるでありがとうと例を言うように鳴きトコトコと去っていった。

「ロールさん…とどめ刺す気なかったんですね…」

「お前らも戦えるようになったら情けをかけてやれ。どんなにモンスターがむやみやたらに襲ってきても、おれ達はむやみやたらに殺しちゃダメだ」

そう言いながら人間の姿に戻った。

「うん…可哀想だもんね…」

サツキがそう呟くと周りのみんなが優しく微笑んだ。

「ロール。こっちむいて」

ロールが無言でマリンの方を向くとマリンは右手をそっと傷口に添えた。

マリンが手をはなしたときロールの口元にあった傷が綺麗に治ってた。

「ありがとう。マリン」

「別にいいわよ。これくらい。さ、早く行きましょ。朝の会始まっちゃうわ」

「はーい」

サツキたちはそれぞれ返事をしてマリンについて行った。


「おはようユリカ!」

「おはようサツキちゃん」

2年1組がサツキのクラス。そしてサツキの前に座っているのは美樹みき百合花ゆりか。父は植物人間で母はサツキと同じ人間だ。

「ちゃんと時計つけてる?」

「もちろん!これがないと戦えないもん」

「よかった…。1番大切だもんねそれ」

「まあね。朝モンスターに遭遇したし」

「えっ。大丈夫だったの?」

「うん。ロー兄が追っ払ってくれたから全然大丈夫だったよ」

「そっか。無事でよかった」

「でもロー兄たちにいつもまでも任せちゃダメだよね。私も早く戦えるようにならなくちゃ」

「サツキちゃんは偉いね。全国平均じゃ10歳が戦えるようになる年齢なのに」

「そんなことないよ〜。だからさ、私にとって訓練の授業ってとてもありがたいんだよね」

「それに関してはわたしも同意見だよ。わたし達2年生は護身術とかとにかく攻撃を避けるための訓練が多いけど、昨日から戦う訓練も始まったからね」

「うん。だから私、訓練の授業頑張るよ」

「朝から張り切ってるな!」

そこに現れたのはサツキと同じ班のライル・プライドだった。

「ライル!」

「ライルくんおはよう」

「2人ともおはよ!」

サツキの隣に座ったライルはサツキと同じ人間だ。

「オレもオマエに負けないからな!サツキ!なんだってオレはオマエのライバルなんだからな!」

完結させるつもりはございません。

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