かき揚げうどんを食す時
「とりあえずざっくりと作っちゃいました!」
「仕事が早い」
帰ってきて食材を渡すと、あっという間に料理が完成してしまった。
お昼どきくらいではあるのだけれども、準備周到といった感じで。
「新鮮な油を使ってるから胃もたれもしないと思うから」
「いただきます」
汁に付けながらかき揚げをまず食べてみる。
……サクサクとした食感が、汁に絡まることによって少し柔らかい感じになるのは人によって好みが分かれていきそうなところではありそうだが、私は好きである。
かき揚げと一緒にうどんを味わうと、他のうどんではそうそう味わえないようなボリューミーな食感が味わえてお得な感じもある。
全体的に、評価としては高めだ。ただ、揚げものばっかりになってしまうと、それは麺ではなくてご飯で頂いたほうがいいのではとなることもあるので、そこら辺の調整も大切だろう。
「ふむ、美味しかった」
「は、はやい」
「これでもじっくり食べているつもりだが……」
「まぁ、勇者パワーですよねっ」
「そういうことにしてもらえれば」
美味しいうどんには目がない。
そういうことだ。
今回手に入れられた技みたいなものはあまり思い浮かばなかったが、それとなくじゅわっとした感覚が芽生えた気がするので、こんがり焼けるようなものなのだろう、きっと。
「今日の残りの敵は」
「『三味』と『四味』が同時にくるみたい」
「随分と巻いている」
「二人やられて焦ってるってところもあるみたいで」
「なるほど、行ってくる」
次は二人組。なかなかに手強そうだ。
準備をしてから出撃した方がいいかもしれない。
村の中で身支度を整えた。




